2021年5月に税理士社労士事務所を開業して4年が経ちました。
毎年なんとか生き延びていますけど徐々に気分的にも安定してきて好き勝手やらせてもらっているなと感じます。
税理士業務の変遷
開業当初、税務署の法人課税部門に所属していましたので法人税や消費税の確定申告書のチェックをするほうが慣れていました。
法人のお客様を中心に顧問を増やしていこうと当初は考えていました。
しかし、開業後今まで法人のお客様から相談を受けることよりも個人事業主または個人のお客様からの相談を多く受けています。
税理士会支部が開催する無料相談会や確定申告相談会ですね。
このほか、税務署から委託を受けて個人事業主の方向けの記帳指導を担当することになり、相談するところがない・経理に自信がないということを相談されました。
そこで方向転換。
法人の顧問業務をいったんやめることに。
また、顧問契約前提ではなくスポット対応が可能であることを打ち出します。
記帳指導を受けていただいたお客様からサポートを依頼されたことで確定申告時期に記帳と申告書作成チェックを行う業務を追加。
もともとひとりで活動することを決めていましたので多くの仕事のご依頼を受けることができません。
そのため業務範囲を絞ることにしました。
お客様からにどう選んでいただけるだろうと試行錯誤を繰り返した結果、3年目から少しづつですがお客様からご依頼をいただけるようになりました。
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社労士業務の変遷
社労士業務は当初税理士業務のおまけのような位置づけでした。
源泉所得税担当が長かったため、法人の顧問先に給与計算や年末調整・手続き業務をワンストップで対応するイメージを持っていました。
しかし、開業後すぐに社労士会に年金相談員の募集があって応募したことがきっかけで今や年金相談員3年目。
週1日ペースで街角の年金相談センターの窓口に入ってお客様対応をしている自分が全く想像していませんでした。
ただ、年金と税金は密接に絡み合います。
相談に来られたお客様はだいたい税金について相談してくるため多少知識があると喜んで帰っていただけます。
毎年ありがたいことに10月以降は年金相談チームの皆様向けに研修講師をさせていただくこともあります。
同業者からの質問に回答しているときは、「頼っていただけているんだ」という気持ちがあるので緊張はしますけどやりがいは感じますね。
代わって年金相談についてはまだまだ初心者です。
日々分からないことだらけですしミスもしますけど、年金相談チームの社労士にたくさん支えていただきながら続けることができています。
で、給与計算や年末調整の仕事も顧問のお客様やスポット対応でやらせていただいています。
業務メニューや値付けは「試行錯誤」
開業してからずっと試行錯誤しているのは業務メニューと値付けです。
業務メニューは日々研究をしています。
自分がやりたい仕事は何か、やりたくない業務はないか。
一度やってみてもお客様から依頼のない業務もありますのでその時は悩みますね。
このほか、値付けも。
安かったらお客様が来て下さるかもしれませんけど生活費は稼がないといけません。
安く請け負ってしまって苦しむ同業者も多くいらっしゃいます。
そういうお客様ほど無理難題を言ってきて困ってしまうこともあるようです。
ほかの事務所よりも料金を高めに設定してあるのは、お客様と自分が納得した仕事をしたいからです。
このお客様と仕事をしてよかったと私も思いたいですから。
平日動ける、自由に
元公務員ですので平日は終日仕事、土日祝休みでした。
土日祝なんてどこも混雑していて移動したくないです。
最近平日の昼間はジムにいることが多いです。旅行もします。
一方で土曜日は家にいることがけっこう多いですね(年金相談研修が入るときは和歌山市内へ出かけてます)。
朝は早起きしません。夜は遅い時間に寝ます。
それで疲れやストレスがかなり減りました。
課題
ただ課題もあります。
もっとお客様からのご依頼を増やせるようにして「生活費+αを安定的に稼げるようにする」ことですね。
あとは業務内容を定期的に見直したり、自分がやりたいことを企画してセミナーを開催していくことかなと考えています。
まとめ
私のような病気持ちでも開業4周年を迎えることができました。
きついなと思う仕事を回避できるのも開業のメリットなのかもしれませんね。
では。