私の周りでは最近転職をする人が増えています。
- 公務員を辞めて
- 事業会社を辞めて
- 税理士事務所を辞めて
私は国税専門官として採用された税務署と実家の建設会社しか知りませんが、転職するからにはこれから何をしたいのかは常に考えておいたほうがいいかなと感じます。
目的があると逃げやすい
今後何をしたいのかは明確にしておいたほうがいいでしょうね。
転職するにしても、独立開業するにしても、これからどのような仕事をしていきたいのか。
仕事を選べばプライベートは犠牲にしなければならないこともあるでしょう。
ご家族がいればご家族の意見も反映しないといけないでしょう。
どこかで折り合いはつけなければなりませんが、私はまず今後どのような仕事をしていきたいかを決めてから行動に移しました。
税務署を退職するときは、体調回復とともに家業経理を手伝いつつ税理士・社労士として開業して自分ひとりでやっていこうと決めていました。
私は独身ですが家族に相談しました。
実家の経理担当が不在になったタイミングでもありましたのですんなり受け入れてもらえましたが、開業までは一苦労でした。
体調を心配してだとは思いますけどね。
しかし、ブログを書き始めひとり税理士の方のブログメルマガを読んでいくなかで気持ちを抑えきれなくなり、両親に話しました。
家業の経理と同時並行なら開業してもいいとのことで今に至ります。
税理士・社労士としての仕事を知らないまま国税職員を定年で迎えることだけは避けたかったんです。
組織が苦手だったのもありますがとにかく自分でやってみたかったんですね。
理想は「ひとり自由な働き方」。
まだ完全にできているわけではありませんが、いくらでもその状況は自分で作り出すことができるのかなと感じます。
転職することは悪いことなのか
当初、公務員を辞めることに難色を示していたのは家族でした。
安定した職業を捨てるのかと。
でも働いている本人は辛いです。
もうその場から逃げ出したいと思っているわけですから。
その場で居続けることよりも逃げることのほうが実は大切だと思っています。
周りに転職を繰り返す人たちを見てやっぱり続かなかったかと諦めていく方も見かけますが、別に転職を繰り返すことは何も悪くない。
自分が決めた道をわざわざ曲げてくる人の言うことは聞き入れなくてもいいような気がします。
スキルアップのために転職する。
全然いいじゃないですか。
家族のために転職する。
すごくいいこと。
転職することが悪いという風潮はなくなっていけばいいのにと思ったりします。
【事務所お知らせ】安定を捨てる代わりに失うものもある
ただこれまで安定した仕事についていると、転職したり独立開業することで生活が不安定になることも当然あります。
私も公務員時代より年収は大幅に下がりました。
家業経理は月4万円、年金相談で得られる月数万円だけが安定した収入です。
それ以外は当然収入ゼロの月もあります。
もしまったく何もしていなかったらきっと廃業しているはずです。
でも、こうやって少しずつでも仕事をいただける環境にあることと、実家で暮らしていること、あと自分がやりたいと思える仕事ができていることで充実しています。
収入は減りましたけど、気分はあきらかに落ち着いてきています。
あの殺伐とした雰囲気の通勤電車に乗って1日職場にいなくてもいいと思ったら今のほうが気楽です。
周りに許可を取らないといけない場合も
先ほども書きましたけど、転職を考えるときにはご家族や周りの方に許可をいただかないといけない場合もあるかと思います。
特にお子様がいらっしゃると、今後の養育費の関係もありますから。
そのために準備を徐々に進めておくことが大事かなと思います。
私は数年前からなんとなく退職を考えていました。
税理士登録ができるようになってからじっくりと今後のことを考えていきました。
家族に報告したのは遅かったですけど、それなりに準備はしていましたので決まった後は早かったです。
決めたら突き進め!
もし転職や独立開業で迷われていたら、はっきりとした答えを見つけることかなと思います。
決めたらあっという間です。
突き進むだけですから。
将来なんて何があるか分かりません。
今いる会社がそのままの状態なのか、転職先がどうなるのかそんなの予測つきません。
だったらまずは決めた方向に進んでいってからまた考えてもいいじゃないかなと私は思います。
まとめ
たまたま最近転職したり開業するという話を聞いたので記事にしてみました。
40代前半の同世代。
みんな将来を一度考える時期なのかなと感じながら、私は淡々と税理士・社労士業をしています。
では。