飲食店や美容室などではお客様へサービスを提供後クレジットカード決済やQR決済が増えてきているとはいえまだまだ現金でお支払いされる場合が多いです。
一般的に現金での売上が多い業種の場合には売上管理が大事になってきます。
現金売上を管理するには
現金での売上が多いのは対一般のお客様が多い業種です。
この場合、現金をお客様から受け取りお釣りをお客様に渡しします。
通常レジでお金を管理して、レシートをお客様にお渡しすることできちんと受け取っている証拠を残します。
ただ、たまに急いでいてレジを打ち忘れることとか、おつりを多く渡してしまうこともあるかもしれません。
この場合、レジの残金と売上の金額が一致しないこともあります。
このようなミスはできるだけ防ぎたいものです。
【事務所お知らせ】その日の売上分を翌日銀行へ振込み
あるお客様は、その日1日分の売上をスプレッドシートに集計していただき、現金売上については封筒に入れて基本翌日に事業用通帳に振り込んでいただいています。
万が一売上をまとめて振り込む場合でも日ごとに集計した金額を振り込むようにしていただいています。
例えば、5/10~12の現金売上をまとめて5/13に事業用口座に振込む場合でも「5/13いくら」と記帳するのではなく、
- 5/10○○円
- 5/11××円
- 5/12△△円
と日ごとに記帳をお願いしている、というわけです。
予約管理簿と一致しているかや、クレジットカード決済・QR決済とを区分していただき私のほうでもその集計が正しいことを記帳代行する際に確認しています。
何が言いたいかというと、現金が合わない原因を早めに解消しないと理由が分からなくなるからです。
クレジットカード売上なのに現金売上にしていたとか。
最初のころはスプレッドシートに売上を集計する時間がめんどくさいとおっしゃっていましたが、実際現金の残高がまったく合わない月があったんですね。
しばらく放置しまったことにより原因を究明するのに時間がかかってしまったので懲りたとおっしゃっていたのが印象的でした。
で、現金売上分を事業用通帳に振り込むのはお客様自身が管理のためにそうされているのでこのまま続けていただくようにお願いしています。
現金扱いを減らす
そもそも現金の入出金は証拠が残りにくいです。
レシートを発行するためにはレジ打ちをしないといけませんから人為的なミスが起こりがちです。
なので現金を受け取った証拠を残すことを考えたら振込みのほうが通帳に記録が残ります。
実際、お客様の中には現金売上は多くなく、クレジットカード決済やQR決済を導入いただいており売上金額が合わせやすくなっています。
クレジットカード売上やQR売上は別途データで記録が残ります。
現金売上よりも入金されるまでタイムラグがありますのでお金が手元に入るのが遅くなるのがデメリットですけど、お越しになるお客様の利便性は大きくなります。
売上管理をするにあたって、現金入金は減らせるなら減らすほうが楽です。
現金商売ほど経理はこまめに
一番こまめに経理をしてほしいのは現金のみで商売をされている方です。
現金のみとなると現金売上や現金支出を毎日手元現金と現金帳簿の残高が合わないとどこかで間違っているわけです。
それを解消せず放置してしまうとさらにおかしなことになりうんざりしてしまうのではないでしょうか。
また、現金売上があったことを示すレシートの控えの管理がめんどくさい。
クレジットカードやQRの入金は手数料が引かれたあとの金額が通帳に入金されてきますので通帳を確認すればわかります。
このように現金のみで商売を行っているところほど経理を放置してしまうと最終的に、
という悪循環に陥ってしまいます。
まとめ
今回は、現金での取引が多い業種の売上管理の方法について書いてみました。
現金売上そのものをなくすことは不可能かもしれませんけど減らすことは可能です。
また現金売上を翌日ないしは数日後に事業用通帳に振込むという方法は管理するうえでおススメです。
では。