ランチでよく行くうどん屋があります。
先日訪れるとランチ時間帯の支払い方法が現金決済のみに変更されていました。
スマホ注文・ガード決済→スマホ注文・現金決済へ
従来その店は注文はスマホで行い、支払は決済サイトを通じてカードでも決済できましたしPayPayなどQR決済もできました。
しかし、6月から注文はスマホでできるものの決済サイトには行けずレジで現金しか支払えなくなりました。
席近くの壁を見ると「6月からランチ時間帯に限り現金支払いのみ受け付けます」という紙が貼られてありました。
その店は夜は居酒屋となるのですが夜に関しては従来通りカード決済やQR決済もできるようです。
普段キャッシュレスの私にとっては急な話で驚いてしまい、店員さんに「キャッシュレス決済はなくなったんですか?」と聞いてしまいました。
店員さんも「ねぇ、不便ですよね…」と苦笑いされていました。
決済手数料を節約したい
キャッシュレス決済を導入するためには、決済代行会社へ決済手数料の支払いというものが発生します。
クレジットカード決済では3%~5%・QR決済のPayPayでは通常1.98%・Suicaなどの電子マネー決済では3〜4%となっています。
決済手数料が差し引かれて入金されてくるという仕組みなのですが、入金サイクルは決済サイトにより異なります。
その月末までの売上金を翌月末日に入金するとか、月3回にわけて入金するなどがありますけどその入金の都度決済手数料が差し引かれます。
たった数パーセントの決済手数料ですけど1か月分まとめると結構な金額になりますよね。
現金決済ですと決済手数料なんか差し引かれることもありませんから丸々もらえるわけです。
決済手数料の節約を考えたのかな?というのがひとつ私が思ったことです。
資金繰りの関係
そのうどん屋は3月末でオーナーが変わり店名も変わっていますが内装や店員はほぼ変わっていません。
原料費の高騰などでメニューの多くが値上げされていて、うどんと丼もののセットメニューを頼むと1,000円を軽く超えてしまうようになりました。
先ほどの入金サイクルにも関係してくるのですけど、早期にお金を受け取っておきたい理由があるのかな?と思ったんですね。
入金サイクルを待つ余裕がないのかもしれないのかも、と。
ひょっとしたら資金繰りがうまく行っていないのかもしれないなと考えられるわけです。
もちろんランチ時間帯に限って現金決済にしているだけですし、当然これまでのお客様がどのような決済方法を選んで支払われているのかも確認されているでしょう。
ただこれがランチだけではなくて夜も現金決済だけになったらちょっと雲域が怪しいかも?と思ってしまいます。
キャッシュレス決済メインのお客様を逃すリスク
個人的に思う最大のリスクは、従来キャッシュレス決済があったから店を訪れていたお客様が逃げてしまう可能性があるということです。
私もこの店をよく利用していたのはキャッシャレス決済があり注文もスマホでできたのが便利だったんですよね。
注文はスマホだけど現金決済のみって中途半端ですしめんどくさいですよね。
店員もレジに必ずいてレジを打たないといけなくなりますので負担も増えそうです。
「もう行かない」とか「別のキャッシュレス決済ができる店でランチ食べよう」という気持ちになってしまうことも考えられます。
ただランチタイムでキャッシュレス決済がどれだけ使われていたにもよりますが。
あまり使われておらず現金決済が大半だったということなら理由はわかりますけど私のような普段現金はほぼ持ち歩かない人間からは避けられてしまうかもしれません。
まとめ
駅から近くてうどんもおいしいのですが、現金決済のみになってしまうと私はちょっと足が遠のいてしまいそうです。
もともとキャッシュレス決済を導入していたのに現金決済のみになったのでいろいろと考えさせられました。
では。