7月は税務署で人事異動が行われて新たな年度がスタートします。
この7月以降税務署から電話がかかってきた場合には必ず確認しておきたいことがあります。
税務調査かどうか
7月から11月ごろにかけて個人事業主やフリーランスの方の税務調査が行われます。
特に7月から8月にかけて行われるものは新年度早々部署として力を入れて取り組みたい事案となることが一般的です。
税務調査が行われるときは、原則事前に税務署の調査官から電話がかかってきます。
なので電話がかかってきたらまず「税務調査ですか?」と確認をしてみてください。
で、税務調査だった場合には調査官から調査予定日時を指定してきますがいったん保留して予定を確認してから折り返し電話をしてOKです。
調査予定日までは2~3週間空けておきたいところです。
というのは、その間で証拠書類の準備や帳簿の準備など事前準備をすることができるからです。
この間本業がどうしても忙しいとか税務調査の対応が不安で仕方ない方は税理士に依頼するというのもひとつの手です。
一方で、税務署からの電話で税務調査ではない場合もあります。
例えば、以前受けた税務調査の結果とか前に提出した申告書の問い合わせなどです。
どちらにしても必ず担当部署と担当者・折り返しの電話番号を確認しておきましょう。
税務署へ電話をかけるときは、部署直通の電話番号であればその番号に連絡すると担当者が出ます。
一方で税務署の代表電話番号であれば以下のようにします。
内部事務センターからの連絡も
以前は税務署で申告書の入力処理や申告内容の照会についての内部事務を行っていました。
しかし、最近では業務を効率化させるため、各税務署ではなく内部事務センターに業務を集約させています。
なので、税務署ではなく内部事務センターから電話がかかってくることもあります。
内部事務センターの職員が税務調査を担当することはありませんので、その場合も必ず担当者・担当部署・折り返し連絡先を聞き取っておきましょう。
下の名前まで確認を
日本人で多い氏名である「佐藤さん」「鈴木さん」「山本さん」などは下の名前まで確認をしておきたいです。
中には担当部署に同姓の方が何名もいることがありますので。
実際私が税務署で源泉所得税担当をしていた時に部署内に「佐藤」という姓が3名いたことがあります…。
折り返し電話があってもどの佐藤なのか分からないことも。
まあ現在は部署の人数そのものが減ってきていますのでそこまで混乱はないとは思いますけどね。
まとめ
7月から8月にかけて税務署から電話がかかってくると税務調査の可能性が高いです。
そのため、電話がかかってきても気を動転させることなく税務調査かどうかを聞き取りましょう。
ちなみに、電話を無視したら何度もかかってきますし、税務調査であればいきなり自宅や事務所に来てしまうことや最悪悪質な対応を取ったと判断されかねません。
内部事務センターでも電話での会話履歴は残してあり税務署もわかります。
税務署だけでなく内部事務センターから電話がかかってきても無視はやめたほうがいいですよ。
では。