こまめな経理とまとめて経理という言葉があります。
私はまとめて経理をするのが苦手ですしおススメしていません。
その理由を今日は書いてみます。
「こまめ」と「まとめて」
生成AI「Gemini」でこまめな経理とまとめて経理の意味を調べてもらいました。
私はほぼ毎日経理しています。
と言ってもクラウド会計で口座連携をしているのでその取り込みでほぼ終わりです。
細かな経費はちょこちょこあるくらい。
で、記帳指導で経理ってどのくらいでされているかをお聞きすると1年まとめてとか半年まとめて経理するとおっしゃいますね。
普段は経理をする時間が取れないとか自分で決めた時期に一気に集中して経理をすることで短時間で終わるし効率的だということのようです。
もちろんそれでもうまく行くのなら全然かまいませんけど、私は無理だなと。
ただ、私がやる家業の経理は仕方なくまとめてやってしまっていますね。
家族が現場の作業をしたり書類作成をしていない時期を見つけてやる必要があるため月1回数日で集中してやっていますけど本当は毎日したいくらいです。
【事務所お知らせ】まとめて経理のデメリット
まとめて経理をしようと思うとまず請求書や領収書などの書類整理から始めないといけないです。
経理しようと思わないと整理しませんからね。
経理が終わったら書類を片付けることができますが、たまった書類の山を見ながら経理をするって嫌な気持ちになりませんか?
私はそもそも書類が膨大になっているとやる気がそがれてしまいますし疲れてしまいます。
そうなるとミスも起きやすくなります。
集中力ってもっても1時間程度かなと個人的には思っていて。
年1回まとめて経理をしようと思うと1日で終わるレベルではないはずなんですよね。
経理って意外と判断に迷うこともありますのでシステマティックにできるものではありません。
そのため、経理が始まるとさらにイライラが募ります。
ミスが起こったとしてもさかのぼっての修正に時間がかかってしまいます。
3月になって経理を始めた個人事業主の方から貸借対照表が合わないからどうしたらいいかと相談を受けたことがありますけど、そりゃそうなります。
さらにまとめて一気にやろうと思うと時間的な余裕がないからかよからぬことを考えてしまいがちなんですよね。
- 現金売上は入れなくていいや
- 経費はプライベートも含めて全部入れていいや
- 勘定科目なんてわからないから雑費でいいや
- 金額の集計がめんどくさいから適当な数字でいいや
そんな申告書や決算書を税務署側はきっちり目を光らせています。
このほか、経理ができていないために資金が足りないことに気づかないというケースもあります。
こまめな経理のデメリット<メリット
もちろんこまめな経理にもデメリットはあります。
こまめに経理をするということは経理の時間を作る必要があります。
経理をやったことがない方なら時間はそれなりにかかります。
毎日・頻繁に時間を作る必要がありますので本業に集中できないと感じることがあるかもしれませんね。
でもそんなデメリットよりもメリットのほうが大きいと私は思っています。
それは、日々の経理の量が少なくなるため入力ミスが減り修正しやすいから。
経理が終わると書類を片付け保管をすればいいだけですから楽に感じます。
当然日ごろから経理を進めているため決算や申告の時の作業もスムーズです。
実際私のお客様で1月中に申告まで済ませているところも多いです。
あと、資金繰りもリアルタイムでわかりますので来年の納税予測を早い段階でお示しできたりするのは日々こまめに経理をしているからかなと感じることはあります。
まとめ
私は絶対こまめな経理派なんですけど、もちろん自分に合う合わないはあるかと思います。
ただ、申告直前になって慌てて申告書を提出をした経験がある方はこまめな経理を検討していただいたほうがいいのかなと感じますね。
では。
