開業間もないネイリストや美容師の方からお話をお伺いすると現金経理のしかたに迷うというお話をお聞きします。
現金を扱う業種ですので事業用現金は存在するもの。
そこで、私がお伝えしていることをご紹介しようと思います。
*経理のしかたはいろいろあります。一例ですのであしからず。
事業用の現金の取り扱い方法を決める
ネイリストや美容師の方ですと、施術をした後でお金を受け取りレジを打ちお釣りをお客様に渡します。
レジがあることにより現金売上の集計ができることになります。
「事業用とプライベート用を区別してくださいね」という話を聞いたことがあるかと思います。
事業所得として確定申告をするためには事業用のものを集計していくことになります。
レジにある現金はあくまで事業用現金ですので、何か事業用で必要な消耗品や商材・店販物を買うときもレジ現金で買うとするとどうでしょうか?
現金売上と経費支払がレジの入出金を把握することで確認ができることになります。
ただ、現金売上をためておくのではなく1日の売上金を翌日事業用の銀行口座に同額を入金するようにします。
これは現金売上と通帳入金が一緒にさせることにより集計もれを防ぐことになります。
また、レジ現金が不足したら事業用口座から引き出すとか、毎月末に残高を一定額にしておくようにします。
図解してみるとこんなイメージ。

このように、事業用現金であるレジ現金をどのように扱うのか経理する前に決めておくことをおススメしています。
【事務所お知らせ】売上現金を毎日入金するのが難しい場合
1日分の売上金を翌日事業用の銀行口座に同額を入金するのが難しい場合もあります。
予約が立て込んでいる・サロンの都合・ATMの混雑状況など…。
その場合には、以下の図解のように封筒などに入れて入金いただいていることもあります。
例えば、1月12日からの1週間の売上金を封筒などに入れて保管しているとします。
そして、翌週1月19日に預金通帳に預入れます。
ここでのポイントは、合計額を預け入れるのではなく売上日ごとに入金をするというところです。

これも売上現金と銀行への預入額を合わせることによりレジ金の集計もれを防ぐ意味合いがあります。
レジ現金から支払う
通帳から振込みやクレジットカード以外の細かなものは現金で支払うこともあるでしょう。
例えば、消耗品を買うとかお客様に手土産を渡すとか。
この場合はレジ現金から支払うと決めてしまったらいかがでしょうか?
細かな支払いも事業用のクレジットカードで支払うことで集計しやすくすることもできますけどそこまでするほどでもないな…という場合もありますしね。
スプレッドシートなどの活用
私の事務所では現金の入出金をスプレッドシートやExcelシートにお客様自身で入力していただいています。
- 現金売上分:日付・お客様氏名・金額
- 現金支払分:日付・内容・金額
現金支払分の内容には、店名・支払相手先や目的などを入力してもらっています。
POSレジで売上集計機能があれば現金売上金額と一致していることをお客様自身も確認いただいています。
入力していただいたスプレッドシートなどは記帳代行の時に共有いただいています。
その中で私が気になったものはチェックさせていただき領収書やレシートなどを確認させていただいています。
ただ、その都度経理をしておかないと混乱してしまいますのでお客様にはこまめに入力をお願いしています。
まとめ
今回は、ネイリストや美容師など現金を扱う業種の方が経理をするうえでのポイントを書いてみました。
どのように経理をしていくのかを最初に決めてしまうことです。
レジ残高を一定にしておくというのも集計もれを防ぐとともに、お金の使い過ぎなどの経営面のチェックにも役立ちます。
参考になれば幸いです。
では。
