記帳をこまめにする大切さ

確定申告も終盤を迎え、世間的にこういう声を耳にします。

あー集計めんどくさい。

記帳を早くやっておけばよかった

やっぱり個人事業主にとって、記帳業務がネックになってつい後回しになりがちです。

で、もう3月15日の申告期限をあっという間にむかえてしまいます。

「記帳はこまめにしてください」

記帳指導を担当させていただいた方や、税理士会・納税協会でご相談を受けたときには、経理記帳はこまめにしてくださいとお伝えしていました。

理想は毎日ですが、週1回、最低でも2週間に1回くらいはやってくださいねと。

週1回くらいならそれほど量が多くなることはありません。

毎日やるならほんの数分で完了してしまいます。

経理記帳も日々の積み重ねだと感じます。

毎日やっていたら12月が終わるとすぐ決算書を作成できる状態になりますし、もし訂正したい場合でも十分な時間があります。

分からないところがあれば1月や2月上旬なら税務署も混んでいませんので相談に乗ってもらえやすいです。

記帳指導で経理が後手後手になっている方が今になって「もっと早くやっておけばこんなに苦労しないで済んだのに…」と後悔されています。

そうなってほしくないので、ちょっとの時間を利用してコツコツやっていただければと思います。

一気にやろうとするからイライラするしめんどくさく感じるのです。

【事務所お知らせ】  

早くできる分には全然かまわない

1月になり「申告書をいつから作ればいいですか?」という質問を受けたことがあります。

いや、すぐに作ってくださいねとお伝えしました。

そもそも確定申告期間が始まる2月16日まで待つ必要はまったくなくて、申告書はできさえすれば提出してもらっても全然かまいません。

特に計算してみて税金が還付になることが明らかであれば、1月1日から受け付けしてもらえます。

還付金の処理も早いです。

期限内なら何度提出してもいい

一度提出したものは訂正できないということはありません。

3月15日までなら申告期限内なので何度提出し直してもいいです。

ただ3月15日をすぎてしまった訂正の場合は、期限後の申告という扱いになり加算税や延滞税という罰金の対象になってきてしまいます。

理想は1月の第一週に提出する

私の理想は、1月第一週に確定申告書を提出することです。

ちなみに過去2年間は1月第一週で提出は済んでいます。

やっぱり日々経理記帳をする癖をつけるようにしているので12月最終日が終わったらすぐ決算の仕事に移ることができます。

国税庁ホームページにある確定申告書等作成コーナーは1月に入ってから使えるようになりますので、そのコーナー開設を待ってから決算書と申告書を作成します。

時間的に余裕があるので一度間違えたとしても訂正することも可能です。

経理記帳が遅れるというのは会計ソフトのせいというわけでもないと思うんですよね。

日々の経理ってみなさんどうされていますでしょうか?

正直手書きでやってもクラウド会計ソフトを使っていても、集計ができていない・入力できていない場合はどっちみちできていないと同じですよね。

会計ソフトは使い方に慣れないとなかなか正しい金額を集計するのは難しいです。

それを知らずに会計ソフトにお任せして一気にやれば必ずきちんとした申告書がすぐできると思いこまれている方もいらっしゃいます。

でもそれは間違いのもとでもあります。

正直税理士ですら判断に迷う部分も正直ありますので。

もう申告直前だしできてしまえばいいや!と判断が甘くなるような気がします。

それはできるだけ避けたいです。

なので私は日々の経理記帳をお願いしているわけです。

毎日ちょっとずつ・ちょっとずつ

私の性格上、一気にやること自体が苦手なので(集中力もない)、経理記帳は毎日ちょっとずつやるようにしています。

もし間違っていたら困るのと月末月初は再度確認する日を設けています。

経理記帳をすると即座に残高と経営状態がわかります。

その分析ができるのも日々経理記帳しているからです。

とても大事なことだと思います。

まとめ

税務調査で問題となることとして書類保管があります。

書類の整理も日々やっておくと後から本当に楽になります。

もし慌てて申告書を作った場合、その書類が整理できていないとなると正直やる気がなくなります。

溜め込むのはよくないです。

たった毎日、数分間でいいです。

毎日ちょっとずつ経理記帳してみませんか?

では。

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