昨日に引き続いて、租税教室の講師をした当日の感想を書いてみたいと思います。
9:40~10:30の50分間。
夏休みの登校日で朝から税金の話。
きっとしゃべると眠くなるだろうな・聞いてもらえなくなるだろうなという予想はできていました。
お話する順番
まずつかみとして消費税から。
その後税金の種類の説明と使い道について考えてもらうようにしました。
租税法律主義についても触れるようになっていましたけど、中学校1年生で選挙のことを話されてもピンとこないと思ったので、思い切って削除しました。
授業を早めに終わるくらいの内容で、あとはクイズやスライドなどで時間調整はいくらでもできるかなと考えていました。
パソコン・プロジェクター準備
朝集合して準備をするのでというお話を先生をしておりましたので、30分前の9時10分に到着して実際行う教室で先生と打ち合わせを軽く。
でもパソコンやプロジェクターは準備が終わっており、私もUSBを持参しておりましたので設定をすれば完了でした。
ホワイトボードも用意していただいていたので準備時間はほとんどかからなかったです。
先生方には本当に感謝です。
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実施した感想
消費税のつかみは失敗!?
40人の生徒が教室に集まってもらい講義が始まりました。
最初に指名したりはしないけど、クイズを出したりみんなに意見を求めることがあるので挙手してねとお願いしておきました。
最初は消費税のつかみです。
「コンビニのレシートにある税って何かな?」という問いを投げかけてみたんですが、シーンと静まり返ってしまいました。
見学に行った学校では積極的に挙手をしてくれていたので、
「あれ?様子が違う…」と気が付きました。
しばらく問いかけてもシーンと静まり返る時間が続いたのでみんな聞いてもらえていないし授業が下手なのかなと思ったりしていたんです。
眠ている生徒もいましたから。
でも、徐々に挙手をしてくれたりうなずいてくれたりする子が増えてきたのとともに、メモをしっかりと取ってくれている子が多いことに気が付いたのです。
そう。静かだったのはみんなメモを取って真剣に聞いていてくれたからなんです。
その光景を見て安心しました。
40人という人数は地区内最大数です。
中には落ち着きのない子もいれば、寝てしまう子もいる。
それは仕方ないことですしこちらもわかっていたことです。
それでも真剣に聞いてくれている生徒がいると思うとうれしかったです。
質問タイムを設けてほしい
当日になり先生から「時間が余ればでいいので質問タイムを設けていただけませんか?」というお話がありました。
時間設定としては項目も多くありませんでしたので、5分くらいお取りできるかなという想定ができました。
実際消費税⇒税の種類⇒役割⇒まとめが終わった段階で残り7分でした。
2分で税理士の仕事について簡単にふれ、あとの5分は質問タイムを設けることができました。
実際は質問はなかったんですけど時間が確保できたことで先生の要望にもお応えすることができました。
生徒は緊張していたから・分かりやすい授業でした
終了後、見学に来られていた校長先生と校長室でお話させていただきました。
生徒のほうが緊張していたから静かになっちゃったんでしょうと言っておられました。
分かりやすい授業でよかったです、とお褒めのお言葉をいただきました。
たったひとつでも関心をもってもらえたら
この租税教室の後、次の時限で税の作文を書くとのことでした。
私の講義が少しでもお役に立てていればなと思ったりしているのですが、今回心がけたのはたった一つでも関心をもってもらえることがあればいいなと思ったんですね。
消費税を最初に取り上げたのは自分達も税金を払っているということを知ってほしかった。
税の種類とともにどう使われているのかも知ってほしかった。
自分達の住む市での税金の使い道を身近に感じてほしかった。
どれでもいいんです。
どれかひとつでもいい。
たった50分という時間の中でなにか今後記憶に残ってくれたらいいなと。
税理士の仕事のことを興味を持ってもらえたらうれしいなと思ったりもしましたけどね。
まとめ
昨日と今日の2回にわたって租税教室の講師をした感想を書いてみました。
来年ももしご依頼がやったらやってみたいなと思います。
ただ生徒の反応を見たかったなというのは私の反省すべきところかなと。
来年また機会があればチャレンジしてみます。
では。