税理士・社労士業をやっていると、お客様や同業者からご紹介をいただくことがあります。
本当にありがたいことですしやりがいを感じます。
しかし、すべてを受け入れると本来自分が掲げている業務に影響を与えてしまい事務所方針まで変わってしまうことが考えられます。
ご紹介をいただいたとしても自分の軸はぶらさずにしておく必要があると考えています。
立て続けにご紹介がきた
先日、税理士と社労士からご紹介をいただくことがありました。
社労士からは会社の経理業務を会計ソフトに移行するためのサポート業務のご依頼、税理士からは個人事業主の確定申告業務のご紹介でした。
ご連絡をいただいたときは正直うれしくて受けるつもりでした。
しかし、よくよく考えたら自分の事務所運営の軸が大きくぶれていることに気が付きました。
それは、電話のみ対応可能であり対面での面談。当日はこちらからうかがうというものでした。
法人は受けないつもりでしたし。
私の事務所では、電話対応を基本的にしない方針にしていて、メールやオンラインでの対応が中心です。
電話で時間が取られるのがあまり好きではないことと、記録が残らないため言った言わないという証拠が残らないのも嫌でした。
もちろん時間があれば電話をしたりしますけど、仕事のことで長時間電話をするのは得意ではありません。
あと、事務所ホームページを設けているので一度ご覧いただきたいという思いもあります。
【事務所お知らせ】- NEWセミナー開催情報 「在職老齢年金と事前確定届出給与の問題点」
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- 本出版 「ひとり税理士社労士とうつ病パニック障害」
事務所ホームページを見てからご依頼を
そこで、社労士と税理士にお客様にご紹介いただくときには事務所ホームページをご覧いただく旨お伝えさせていただきました。
不思議に思うでしょうね。
せっかく紹介してやっているのに注文してくるのかと。
でも、そこは譲れませんでした。
自分のことを知っていただいてご依頼いただける方と一緒にお仕事できたらいいなと思うから。
私の業務方針や料金などを含めてご依頼いただけないのなら仕方ないのかなと。
人に合わせる必要はなく、本当にご興味がある方とだけ仕事ができればいいと考えています。
先ほど電話のことを書きましたけど、高齢の方の場合はネットを見る習慣がなく電話で済ませる方も多いと思います。
しかし、頻繁に電話がかかってきても困りますし、基本的に電話にはすぐ出ないようにしているのでご不満をお持ちになる方もいらっしゃるのかなと思います。
電話で対応してほしいのならほかの税理士でもかまいません。
私は対応できないですしそういう方針ではありません。
無理に合わせていくこともないわけです。
自分の業務軸がぶれていくのが結果的にお客様に迷惑をかけるのではないかと考えています。
この人なら料金をこのくらいにしよう、は一番やりたくありません。
原則と例外ー例外は最小限に
原則があれば例外もあって、実は電話でやり取りをしている個人事業主のお客様がいらっしゃいます。
しかしその方とは事前に事務所のことを知っていただくために面談を実施しました。
電話連絡は基本しないことと・確定申告時期にも頻繁の電話はしないこと・資料を持参していただくことをご理解の上お受けさせていただきました。
あくまで原則があってこその最低限の例外です。
基本は電話連絡はしたくありません。
メールで対応できるくらいで充分なはずなのです。
もし面談が必要ならZOOMなどオンラインで可能ですし。
時間が割かれるのがもったいないと思うんですよね。
私の事務所には一応電話での受付窓口を設けていますが、その後の連絡はメールやSMSでお願いしています。
電話対応は例外だ、と思っていただくことにしています。
まとめ
この方針によってお客様を多数失っているように思います。
でもよく考えたら、自分の軸を揺るがしてまでお客様に合わせていく必要はないです。
周りの税理士・社労士に合わせる必要もないし、本心でその仕事に向き合いたいと思っているときに軸が揺らぐと仕事が楽しくなくなりそうです。
ひとりでやっていくうえでは仕事を選んでおける環境に置きたいものです。
では。