個人事業主・フリーランスの方が事業を行ううえでお金の管理が大事になります。
お金の管理とは、お金が増えた・減ったを記録(書類)を残すことをいい、領収書やレシート・預金通帳などがあります。
お金をなくさない・盗まれないようにする対策も当然必要です。
お金の管理にルールを作っておく
お金は本人の財布にあるだけではなく、金庫やレジ・銀行預金口座などにもあると思います。
レジを使っているのであればレジから預金口座へ入れるという動きもありますので、一定のルールを作っておくことも大事です。
例えば、美容師やネイリストの場合にはお客様の施術後にレジで会計をします。
その際レジには現金売上の入金とおつりのみにしておき、日々の現金売上分を日ごとに銀行口座に入金したりします。
ほかにも、材料仕入や売上入金はできるだけ現金を使わないとか振込みにするという方法もあります。
【事務所お知らせ】事業用とプライベート用のお金を分ける
個人事業主・フリーランスの方は、事業から得られる売上から経費を差し引いてもうけ(所得)を計算する必要があります。
経費にはプライベート用の支払いは含めてはいけませんので、事業用とプライベート用のお金を分けるところから始めます。
基本は、事業用のお金を用意します。
例えば、事業用の銀行口座を開設するなどですね。
もし開設がめんどくさければ、プライベート用で使っていた銀行口座の1つを事業用にするのもいいでしょう。
生活費にあてるときには、毎月1回事業用の銀行口座からまとめて引き出すとか、プライベート用銀行口座へ振り替えるなどルールを決めておきます。
クレジットカードも事業用のものを作り引落し口座は事業用の銀行口座にします。
本来は事業用の財布に現金を入れてプライベートと2つの財布があると理想ですけど、お財布は一緒でもかまわかないかと思います。
しかし、領収書やレシートはなくさないようにしておきたいです。
領収書やレシートの管理
では、その領収書やレシートをどう管理していくのか。
支払った事実があることの証明だけではなく、商品の返品や交換のために必要になるものです。
また、もし領収書やレシートがもらえないと帳簿へ記録することを忘れてしまいがちです。
そのため、領収書やレシートがもらえなかった場合には「日付・店名・商品名・金額」をメモしておくといいでしょう。
銀行振込みなどで領収書がもらえない場合は請求書などを保存しておけばOKです。
電子マネーの場合でレシートが発行されない場合には、電子マネーの履歴画面をスクショして残しておくようにします。
クレジットカード払いの場合、クレジットカード会社から利用明細書が送られてきます。
そのためおおよその内容はわかりますけど証拠としてお店が発行した領収書やレシートも合わせて保管しておきましょう。
キャッシュレス決済と会計ソフトを活用
現金の支払いは領収書やレシートをなくしてしまうと証拠が残らなくなってしまいます。
そのためできるだけ銀行口座やクレジットカード・キャッシュレス決済を活用したいところです。
そして、会計ソフトの中でもクラウド会計ソフトを利用すれば自動でお金の出入りデータを取り込んでくれるため経理の手間を減らすことができます。
このほか、請求書や領収書を発行する場合にも会計ソフトで作成することができます。
まとめ
今回は、お金を管理するために活用したいものとしていくつかご紹介しました。
実際毎年の記帳指導では初日にこのようなお話からさせていただくことにしています。
では。