仕事でもプライベートでも「こうやったらいい」というノウハウが身についてくると楽しいなと感じます。
ノウハウがたまるまでに時間はかかりますけど無駄な時間ではないです。
ノウハウをためるために
自分で税理士・社労士業をしていますが、仕事をしていくうえで法律のほか業界の研究・お客様から教えてもらうことなどノウハウをためられる要素はあります。
私はもともと何をするにも時間がかかるタイプです。
仕事の範囲を広げてしまうとノウハウを得るのもかなりの時間がかかってしまいます。
開業当初は法人も個人もお客様として迎え、税務調査や労基署調査・給与計算・相続などいろいろなものを提供しようと考えていました。
しかし、もともと税務署で経験があったのは税務調査と源泉所得税くらいでその他は自分で勉強していく必要がありました。
本を読んだりセミナーを受けたりしながらお客様から依頼が来るのを待っていましたけど一向に来なかったのです。
そのときふと思ったのは、
と。
その結果、個人事業主・フリーランスの方メインにシフトして、お客様でネイリストや一人親方がいらっしゃったので業界の話を含め聞く機会に恵まれました。
結果、ノウハウをためるために満遍なく仕事を提供するのではなく、ある程度業界に特化した仕事をするほうがいいのではないかと個人的に思うようになりました。
【事務所お知らせ】深く知る
ノウハウをためるためには、仕事を深く知る必要があると感じます。
ネイリストのお客様からは女性ならではの視点で仕事のことを教えていただけます。
当初ネイルをする仕事だというのはなんとなく知っていましたけど、材料は商材というとか、お店の名前・備品や器具の名称などは教えていただきました。
レジはPOSレジを導入していることや現金のみを扱っているのではなくクレジットカード決済やQR決済も導入していること。
女性のお客様だけではなく男性のお客様もお見えになること。
集客のための工夫をしていること(ホットペッパービューティー)。
そんなこともお客様から教えていただいたことです。
一人親方のお客様は建設業や製造業で、取引先との関係や書類の保存・取り扱っている建設機械の名称・材料の名称・入金出金サイクルなどを教えてもらっています。
そんな一つ一つの積み重ねがネイリスト・一人親方のお客様のノウハウとしてたまっていきます。
そうなるとまったく知らなかったことから知っていることに変わることにより不安から自信へと変わります。
もっと仕事をお受けしたいと思えるようになりました。
知らないことを一からやることも大事なのはよくわかります。
その道に突っ込んでいくのももちろんありですけど私は一度経験したノウハウを積み重ねていきたいタイプ。
なので、ノウハウを得ようと業務を横に広げるのではなく縦に重ねていくほうが自分には向いていると思っています。
決めてしまう
開業当初は仕事の仕方に悩んでいました。
お客様が来ない時期が長かったのでこのままでいいのだろうかと、開業後に決めた方向性から外れて「なんでもやろう」としていた時期がありました。
なんでもやろうとするとノウハウがない中でさらに不安が増えてしまう。時間がいくらっても勉強しないと足りない。でもお客様からの依頼はない…。
結局、勉強も大事ですけど机上で終わります。
業界のことはお客様から教えてもらうのが一番身に付きます。
結局、ノウハウをためるためにはお客様の依頼がないといけないなと。
そう思ったら、方向性を決めてしまったほうがいいと感じたんですね。
実際、ネイリストと一人親方のお客様という関連なさげな方のサポートをすることによりノウハウがたまっていくのが楽しくなってきたんですね。
仕事だけではなく相談内容からこちらが気づくこともあります。
一人親方の労災の特別加入の話やネイリストの美容国保の話、国民年金や国民健康保険料の手続きに関する相談から調べたりお伝えできたこともあります。
無理に仕事の幅を広げるよりは経験したノウハウを活かしてアドバイスしたりまた逆にお客様から教えてもらったりできる楽しさはあるのかなと感じます。
まとめ
私は不器用で人見知りなところがあって、仕事を手広くやることは向いていません。
営業も苦手です。
だからこそノウハウがたまってきた仕事に特化してさらにお客様からノウハウを得たいなと思っています。
そんな仕事の仕方もアリではないでしょうか。
では。