今月8月は税理士試験と社労士試験の2つの試験が行われました。
受験された皆様、本当にお疲れさまでした。
結果発表までモヤモヤした状況になるかと思いますが、合格したあと資格をどう活かしていくのか考えているかたもおられるかもしれませんね。
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税務署を退職した理由
令和元年7月末、15年勤務した税務署を退職しました。
当時はうつ病とパニック障害が治らず休職復職を繰り返し出世も諦めざるを得ませんでした。
仕事も制限され異動希望を出しても受け入れてもらえませんでした。
一方で、在職中に取得した税理士資格と社労士資格を活かした仕事をしてみたいと思うようになりました。
退職してから家業経理を手伝いながら体調の回復につとめつつ自分ひとりでの開業を模索していました。
こちらの本を読んでひとり税理士・社労士でやっていこうと決めることができました。
まさか年金相談をやるなんて
開業する前に業務メニューを考えました。
ひとりでやっていくことにしていたことと家業経理もやることが決まっていたので仕事をたくさん取ってくるという営業はできないなと思っていました。
仕事で手一杯にするという考えもなく、自分が経験したことや仕事として興味が持てるものを選ぶことにしました。
その中で、税理士業であれば税務調査や確定申告書作成、社労士業であれば給与計算や労基署・年金事務所調査が候補として挙がりました。
小規模の法人または個人事業主・フリーランスをメインにするというのも方向性として決めていました。
しかし、現在社労士業のメインは年金相談です。
まさか年金相談が社労士業の柱になるとは思っていませんでした。
もちろん社労士試験では国民年金や厚生年金は勉強しますけど、試験に合格して10年以上経過していましたのでほとんど記憶になく法改正に対応できていませんでした。
県の社労士会からのお声掛けで年金相談員の研修を受講させていただくことになりあわてて年金の知識の復習をしたのを覚えています。
その後、OJT研修を経て本格的に年金相談員になって1年。
今ももちろん勉強中です。ミスもたくさんします。
でもなぜか相談に来ていただいたお客様から感謝されることが増えてきました。
税務署勤務中はお客様から感謝されることは一度たりともありませんでした。
「ありがとう」の一言があると私も頑張っていこうと思えるのです。
さらに、自分がうつ病とパニック障害で苦しんだ経験があるので、障害年金の請求代理もお手伝いしていこうと思って業務に付け加えました。
本来やるつもりだった給与計算は家業経理でやっていますので顧問業務をお申し込みいただけたら対応するようにしています。
顧問よりも単発メイン
今現在、税理士業も社労士業務もともに相談業務が多くなっています。
毎月お客様へ訪問またはオンライン対応をするような顧問業務よりは、単発業務がメインとなっています。
正直私はそれでいいと思っています。
毎月顧問料をいただけることは魅力ですが「お客様が疑問を持った時に対応できる税理士・社労士でいたい」というのが理想です。
相談業務はお客様の悩み事をお伺いしたうえで解決法を導くうえで専門書やネットなどで情報を仕入れたりする労力も当然必要です。
ご満足いただけないこともあるかと思います。
しかし、お客様が納得し満足して帰っていただける姿を見ると続けていきたいなと思います。
方向性は変えていい
資格を取ったらその後は自分でどんな仕事をしたいのかを考えることができます。
資産税に特化する・税務調査専門・障害年金専門・街の税理士社労士…。
一度決めた道でも変えようと思えば変えられます。
自分がやりたいこと・やらないことという軸がぶれなければ方向性は変えても全然いいでしょう。
私も今後業務メニューを変えることがあるかもしれませんが、やるならないの軸は変えるつもりはありません。
まとめ
私自身、税務署勤務を続けていたら資格を取ったありがたみを感じなかったかもしれません。
資格があることで仕事をいただけたりそれによって自分の行動に責任を持つことができるようになりました。
- 現状よりもっと稼ぎたい
- 自分の好きな仕事だけをやっていたい
- 仕事よりも家族との時間を大事にしたい
- プライベートを充実させたい
資格があると方向性が広がります。
資格合格のあとどう活かしていくのか、です。
では。