7月10日人事異動日の複雑な気持ちはもうなくなった

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7月10日は国税組織の人事異動日です。

税務署では異動する者と引き続き残る者がいていろいろな気持ちが交錯します。

しかし、退職してずいぶん経つとそんな複雑な気持ちもどこへやらという感じです。

異動する立場から

税務署では2~3年ごとに税務署を転々と異動するのが一般的です。

部署で仲が良かった同僚との別れがつらいなと思うこともあれば、苦手な同僚がいると別れられてホッとするという場合もあります。

やりがいのある仕事だったにもかかわらず異動によりまったく経験したことがない仕事をしなければならなくなるため不安に感じたり。

一方で自分がやりたいと希望していた仕事に異動できたりするので楽しく感じることもあります。

そんな風景を7月10日は目にしますので期待と不安が入り混じる形になります。

私も異動するときは病気を経験していたことから、仕事が変わることへの不安と異動先での人間関係が築けるか不安でした。

希望よりも不安のほうが毎回勝っていた気がします。

【事務所お知らせ】  

残留する立場から

異動がなく同じ税務署に留まることを「残留」と言ったりします。

残留であったとしても担当する仕事が変わることはよくありますけどそれは異動後の体制の話であって、7月10日の異動日までは今の仕事です。

源泉所得税を担当する部署にとって7月10日は源泉所得税の納付期限でもあります。

電話での問い合わせも多いので残留している職員はかなりあたふたしています。

このほか、総合窓口を担当する管理運営部門は大変かなと思いますね。

特に東京都心の税務署の源泉所得税担当ですと仕事そのものが忙しいこともあって「なぜ自分は異動にならなかったのか…」とモヤモヤした1日を過ごしていましたね。

お客様には普段通り接するようにしていたが…

異動日とはいえ税務署あてにお客様から電話がかかってきたり税務署にお越しになられます。

普段通りに対応をするのが当然なのですけど、異動する・残留するで態度が変わってしまうこともあって複雑な気持ちになっていました。

異動する場合は、「私は異動しますので別の担当者になります」「異動するので私は関係ない」などと言ったりします。

一方で、残留する場合は普段通りの対応になるのですけど、異動の希望を出していたのに残留になったショックから1日仕事にならず態度に出てしまうことも。

こんなんじゃいけないのはよく分かりますけど私はこの7月10日を迎えるのが正直苦手でした。

それが異動する・残留するどちらの立場になったとしても。

お客様にはまったく関係のない日なのに税務署内はお祭り騒ぎになっている。

異様な光景ではあるんです。

私もその輪の中に入ってしまってお客様の行動が見えなくなってしまうことがあって。

特に源泉所得税の担当が長かったこともあって7月10日は納付期限で忙しいさなかにほかの職員がお祭り騒ぎをしているとイライラしたものです。

退職後は…

令和元年7月末で税務署を退職してから6年。

今では人事異動については「ふーん、そうなんや」という気持ちしかありません。

正直、今国税組織がどうなっているのかは知る由もないですし仕事内容も当時と変わっているでしょう。

同期がどこへ異動になったとか退職後数年は連絡が来ていましたけど知ったところで仕事が全く分からないので何も回答できないというか…。

今所属している税理士会支部のある税務署の人事異動で幹部の方と記帳指導を担当する職員とかかかわりのある方にご挨拶をしたりするくらいになってしまいましたね。

まとめ

今では同期や先輩・後輩が国税組織を離れることになったという連絡のほうが気になりますね。

なんであんなに人事異動で一喜一憂してお祭り騒ぎになっていたのか不思議に感じますね。

では。

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