先週末で、税理士会支部が行う大きな確定申告相談会は終了しました。
振り返ってみて気づいたことを書いてみたいと思います。
*詳細な質問内容は伏せておきます。
市役所での無料申告相談
毎年、税理士会支部で行う確定申告相談会は、市役所で2日間。
そしてJAでの申告相談会が4日間。
これらを税理士が当番制で担当をしています。
市役所は半日担当・JAは1日担当です。
市役所の近くに税務署があるのですが、以前に税務署へ行った時に混雑していたのでゆっくり相談したいとか、職員の対応がよくなかったからといってお越しになられます。
広報活動の成果なのか年々相談会にお越しになる方が増えています。
今年は過去3年を振り返っても一番多かったです。
私は先週木曜日の午後を担当しました。
相談内容は農業の方で経理のしかたのご相談でした。
- 12月出荷分の売上の計上時期
→1月に入金予定の分については12月出荷時の売上に計上する - 車検の経理のしかた
- 中古車を買った時の減価償却のしかた
事前に質問したいことをメモしてお越しになっていたので対応しやすかったですね。
ほかには、
- 確定申告をしていなかったら脱税にあたるのか
- 何年間確定申告をしなければならないのか
などそもそも確定申告が必要かどうかと、確定申告をしていなかったらどうなるのかという相談もありましたね。
ほかの税理士は、扶養控除や配偶者控除の要件についての相談を受けていたようです。
この日は相談が少なかったので別の税理士が対応していた太陽光発電の申告のしかたについての相談を一緒に聞いていました。
【事務所お知らせ】JAの申告相談
先週金曜日はJAの梅農家さん向けの確定申告相談会に1日参加してきました。
こちらは農家が事前に決算書を手書き作成してきたものをチェックして、申告書を手書きで完成させたうえで消費税の申告も作成するというものです。
今回はこちらの件数が多くて、例年よりも時間がオーバーしました。
- 生命保険料控除の計算ができない
- 基礎控除がいくらかわからない
- 作成コーナーで消費税申告書を作成するときの方法が昨年と変わった
ここ数年参加させていただいているのですけど、令和6年までは生命保険料のみを計算したら特に問題になることはなかったんです。
しかし、基礎控除が令和7年分から変わりましたので正直いくらがわからないというお声をお聞きしました。
また、令和6年申告の時にあった定額減税の影響がなくなったことに気づかない方もおられましたね。
特に一番時間がかかったのが消費税の申告。
農家の方の多くは収入保険や補助金などの雑収入が多く、梅の売上のわりに雑収入が多いんです。
作成コーナーでの消費税申告書の収入欄は、
- 売上+雑収入を含めた全額を入力
- 不課税売上や非課税売上を入力すると差額で課税売上げが自動計算される
という形に変わりました。
また、梅農家の場合、事業所得(農業)を選ぶと簡易課税第3種になりますので、「事業所得(事業)で簡易課税第2種を選択する」こと。
また、食用なので「軽減税率8%に設定する」必要があります。
令和6年まではお客様の待機室が別室で設けられていたのに、今回は相談会場と同じ部屋にお客様がいらっしゃったので急かされる状態でした。
待っている人のおしゃべりで相談が聞き取りにくい状況でもありました。
来年改善を求めたいなと思っています。
生命保険料控除の計算については、年末調整で使った保険料控除申告書の自動計算ツールを使いました。
手計算ほどあてにならないので…。
パソコンが使えそうな方には「ネットで計算できるツールがあるよ」と案内しておきました。
令和6年は梅が大不作で損失申告をされている方がいらっしゃったので、令和7年の所得と相殺する必要がありました。
しかし、損失申告から令和7年の申告書へどう反映するんだったかな?と。
普段作成コーナーや税務ソフトに頼っているとわからなくなってしまいます。
結局、損失申告をもとに通算後の所得を記入して案内しましたけど、帰ってきて実際作成コーナーを使って試してみたら合っていましたので一安心しました。
あと、「今給与と年金も受け取っていて農業をもし辞めた場合には確定申告はもうしなくてもいいよね?」という質問もありました。
給与と年金を受け取っていたら基本確定申告が必要だという話をしたら、「周りは誰もしていないけど…」と。
この話、あるあるですね(苦笑)。
まとめ
このあと納税協会での申告相談が残っていますがこちらは毎日税理士が1人で対応します。
まあとりあえず大きな行事は終わりましたのであとは自分のお客様やスポット対応をしっかりやっていきます。
では。
