資格を取得するには合格することが求められます。
知識をきちんと得ているかどうかを問題として出題・測定し、その結果基準点を満たして合格となり資格を得ることができるわけです。
難関と言われる国家資格だとどの資格でも、私は学んだという過程も大事だと思っています。
勉強したことは決して無駄にはなりませんし、自分の財産になります。
今日はそんなお話です。
勉強するからには目標を持ちたい=資格取得
仕事をしていくうえで必要だから資格を取るぞ!
目的もなくただ勉強しようとしてもどうしたらいいか分からない。
だったら取りたいと思う資格を調べて目標にし、それに向けて勉強をしていくというのが王道かなと思います。
- 将来の仕事に役立つから
- 独立開業したいから
- 勉強した成果を確認したいから
大きな目標から小さな目標までいろいろあると思います。
例えば私の場合。
会計税務に興味があって公認会計士の勉強を始め、途中で税務職員へ。
税務署で働きながら将来のことを考え税理士試験を受験し始めました。
勤務中に経験した人間関係の悩みと仕事内容から社労士試験の受験を決意。
そして退職し今税理士&社労士として活動しています。
税理士と社労士の資格がなかったらできない仕事があります。
働きながらでしたので、平日の通勤時間や夜・土日は勉強にあてていました。
それは目標があったからでただやみくもにテキストを開いていてもきっとすぐ挫折していたでしょうね。
途中でやめた場合の絶望感
一番つらいのはやむをえない理由で途中で資格試験の勉強を中止せざるを得ない場合です。
中止しないといけない理由は様々ですが、まずは周りの協力があってこそということもあります。
私の場合は、うつ病になったことがきっかけで資格試験を中止せざるを得ませんでした。
まずは生活リズムを整えることとしっかりと休息をとること。
こんなときは脳を休ませる必要がありますので。
しかし、目標を失い挫折感が半端なかったのを思い出します。
それでも勉強を続けてしまうと症状はよくなりませんしいい結果はまず出ませんでした。
資格だけじゃない 勉強してきた過程をアピールする
あるとき気持ちを切り替えることができました。
資格だけじゃないなと。
だってそのときにはもう社労士試験に合格していましたし、税理士も取れることが決まっていましたので、いったん資格勉強は中止してもいいかなと。
その分、仕事面でしっかりと勉強したことをアピールできるようにしたほうがいいんじゃないかなと思ったんですね。
そう思うようになってからプライベートの時間に強制的にやっていた勉強を止めて、仕事時間中にできる限り勉強できる環境を作るようにしました。
これまで勉強してきた税理士&社労士を実務で活かすという方向ですね。
当時は源泉所得税の担当をしていましたので社労士の知識が少なからず活きました。
仕事に取り組む姿勢が変わったのは上司も分かっていたようで、頼っていただき感謝されることも多くなってきたのです。
最終的には仕事面は安心して任せられる、とまで言っていただきました。
必要な資格以外は気楽に・無理しなくていい
結局税理士と社労士の資格を取得してからは、ほかの資格にも手をつけましたがすべて止めました。
実際に自分にとって必要な資格って何かを考えたら、この2つの資格をどう仕事に活かしていくかにかかっていると感じたのです。
他の資格に勉強を割く時間があれば、2つの資格の維持向上に努めたほうがいいんじゃないかなと。
たまに本屋に行って「この資格のこの分野だけ勉強したい」と思うこともありますが、無理はしません。
分野だけならわざわざテキストを購入せずにネットで勉強するとか、その分野の簡単な本を購入するとかいくらでも方法はあります。
自分が必要だと思う資格を取得したら、あとはゆっくり自分が無理をしない程度に勉強すればいいんじゃないかなと。
ただ、資格マニアみたいな方もいらっしゃいますがそれはそれですごいなと思いますのでまったく批判するつもりはありません。
むしろそうなりたいくらい。。
まとめ
結局、資格は取ってから仕事でどう活かすかだと思っています。
資格がなくてもできる仕事はたくさんありますし。
資格が取れなくてもあきらめなくていいと思います。
そこで勉強したことを仕事でアピールできるだけでも全然違います。
内容が理解できる、相手とコミュニケーションが取れる。
それだけでも勉強してよかったと思えるかもしれません。
無理に資格を取りにいくより、まず自分が本当に必要な資格をどう活かすのかを考えるようにしてみるのはいかがでしょうか。
では。
[事務所お知らせ]
編集後記
年金相談研修の事前講習がスタートしました。
WEBテストで一定点数を取らないと合格にならないので満点を目指して何回もチャレンジしています。
税務も同じように思っているのですが、やはり過去の相談事例をたくさん知っておくというのも大事だなと思います。
いくら受験テキストを読んでも分からないところが多いですから。
習うより慣れろです。