記帳指導で「会計ソフトは何を使ったらいいですか?」と聞かれた際にお話していること

ここ最近、記帳指導で会計ソフトを入れるかどうかについて相談を受ける機会があります。

青色申告特別控除の改正が令和9年分から行われることもあって関心をお持ちの方が増えているのかもしれません。

その際に私がお話していることを書いてみたいと思います。

青色申告65万控除は会計ソフトがあったほうがいい?

令和9年分から2年前の事業収入または不動産収入が1,000万円を超える場合には青色申告10万円控除を受けることができなくなります。

簡易簿記の場合よりも複式簿記で記帳をしたうえで青色申告65万円控除を受けるためには会計ソフトを使うのが便利です。

会計ソフトを使いますと仕訳を入力するだけで複式簿記の記帳が可能となり、ソフトによっては銀行口座との連携やレシート読み取りにも対応しています。

【事務所お知らせ】  

一般的な会計ソフトの選び方

記帳指導でお話しているのは、会計ソフトを選ぶ際には仕訳を理解できるかどうかがまずポイントになると。

そのうえで、会計ソフトを導入する際には各会社で無料体験ができたりするので実際に操作してみることをおススメしています。

以下は、私の独断と偏見で作成した会計ソフト(クラウド型とインストール型)の選び方をまとめたもので、記帳指導対象者の方にお渡ししているものです。

業種に特化した会計ソフトを使う

例えば、複式簿記が初めての農家ならはじめから「農業に特化した会計ソフト」を選ぶのが得策だといえます。

クラウド会計ソフトであるfreeeは農業用の勘定科目テンプレートがありますが、弥生会計やマネーフォワードは手動での勘定科目追加や設定が必要となります。

農業特化ソフトは最初から農業仕訳・農業用決算書に対応しているため入力の迷いが大幅に減ります。

例えば、JAとの取引が多いなら「ソリマチ農業簿記」というソフトがあります。

ソリマチはJA向けの記帳業務支援システムも提供しており、組合員(農家側)の農業簿記データとJA側のシステム間でデータの復元・互換ができます。

JAの職員に記帳相談をしているとかJA口座の明細を見て記帳する農家とは相性がいいとされています。

所属する団体が推奨する会計ソフトを使う

例えば、商工会・納税協会・青色申告会など所属する団体で会計ソフトを推奨している場合がありますのでそのソフトを使うという手もあります。

先日、商工会に所属している記帳指導対象者の方から相談を受けて調べてみました。

例えば、和歌山県商工会連合会は「商工会クラウド・MA1商工会エディション」を会員事業者向けのクラウド経理ソフトとして案内しているようです。

  • 複式簿記の知識がなくても現金出納帳や伝票の入力ができ、決算書や申告書の作成が簡単にできること
  • わからないことがあれば商工会による操作方法のサポートや記帳・経理等の支援を受けられる
  • 会員専用のサポートセンターを無償で何度でも利用でき、専門オペレーターによる画面共有サポートも受けられる

とのこと。

商工会の方からこちらの会計ソフトを使っていただけたら操作方法のサポートや画面共有をしながらのサポートができるので、と勧められたそうです。

はじめての入力操作は不安なものですので、サポート体制を活用するという前提であれば団体が推奨する会計ソフトを利用するというのもありです。

まとめ

今日の内容をまとめます。

自分で会計ソフトを使って入力する場合には、入力そのものがはじめてなのかや業種に特化したソフトを使う・団体推奨ソフトなど自分の状況に合わせて選ぶのが大事です。

では。

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