確定申告会場で確定申告するのはやめましょう

今年も確定申告の時期が始まります。

2月16日から3月15日が所得税の確定申告の期間ですが、3月に入ってから税務署や確定申告会場を訪れるととんでもない行列と人でごったがえしていることがあります。

今年に関しては、コロナの感染リスクを減らすために入場整理券を発行して、確定申告会場への入場を制限するそうです。

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コロナの感染から自分を守るということもそうですが、できればこの確定申告会場に出向かずに確定申告することをおススメします。

*国税庁ホームページの確定申告情報は、この時期よく更新されますのでチェックしておくといいですよ。

確定申告期間終了直前に会場には行かないようにする

確定申告会場に出向く人は自分で計算や集計ができずに税務署に行けば無料で相談や記帳まで教えてもらえて申告までできると思っている方が多いように思います。

しかし、実際は会場はごった返していたり相談対応にあたる職員の数も限られていますのでその場で一から説明するといったことはほぼありません。

とにかく原則論だけで本来ならば受けられるはずの税金を減らせるような特例の説明はきっとないでしょう。

じっくり相談したいと思うのなら、確定申告期間は避けたほうがいいでしょう。

確定申告期間に入ってからじゃないと相談は受け付けてもらえないと勘違いされている方がいますが、相談は今現在もできますし期間が入っても最初のころだとまだじっくりと相談に応じてもらえます。

本当なら年が明けたらすぐに準備をして、お金を払ってでも税理士に依頼するほうがいいような気がします。

特に、個人で事業をされている方や不動産を譲渡した方など決算書を作成したり内訳書を作成したり確定申告書以外にも作成する資料があるときは、税理士に依頼するほうがいいと思います。

自分で一から作成するとなるとけっこう大変ですし、譲渡にいたってはたくさんの特例が設けられていて知らないと多くの税金を納めなければならないことがあります。

会場で申告書を作成したから正しい申告書だと判断されるわけではありません。

結果が出るのは将来訪れる税務調査の時です。

国税庁の確定申告書作成システムを利用して申告書を作る

国税庁のホームページを見ると「確定申告特集」というものがあります。

令和5年分 確定申告特集
令和5年分確定申告 個人の方で、確定申告をされる方はこちらのページをご覧ください。1 スマートフォンでの申告がさらに便利に...2 マイナポータルから控除証明書等を取得...3 Chrome×マイナンバーカード方式始まります...ふるさと納...

ここの情報を確認して、「確定申告書等の作成はこちら」をクリックすると確定申告書が作成できます。

このシステムを利用して確定申告書を作ることをおススメします。

電子申告ほかに印刷して紙で提出することもできます。

電子申告や紙で出力して郵送ですと、税務署へわざわざ出向く必要はなくなります。

メリットとして、

  • 集計ミスはなくなる
  • 入力しながら項目の確認もできる
  • 場合によっては有利かどうかの判定もある

が挙げられます。

ご自身で手書きされているものですと添付すべき資料を書いていなかったり作成されていなかったりするのですが、それを防ぐこともできます。

おそらく多くの税理士がこの作成システムを利用して申告書を作成していると思います。

それくらい使いやすく便利なものだと思います。

早め早めが大事ー確定申告期間前から少しずつ準備する

確定申告期間中じゃないと申告書を提出できないと思われている方がいます。

しかし、これはあくまで税金が発生して納付が必要な方が対象です。

もしご自身が年末調整を受けていたサラリーマンで、医療費控除を受けたい・住宅ローン控除を受けたいといった還付申告書を提出したい場合は、1月から提出することができます。

1月ですとまだ税務署で質問を受け付けてくれますし、しっかり対応していただけるような印象です。

また還付申告書を提出して実際に還付金が入金されるまでの期間も、まだ処理件数が少ない1月だとすぐに振り込まれたりします。

明らかに還付申告だと分かっていたら、あえて確定申告期間終了後に提出するということもできます。

本来なら期限が過ぎた申告書ならペナルティーがかかってくるのですが、還付金なのでペナルティーはかかってきません。

還付申告なら確定申告期間をさけてでもできることは知っておいていいかもしれません。

一方、納付する税額がある場合は、確定申告期間前から準備はしておくべきです。

資料の収集から整理、記帳ができる方なら記帳も早めに終了させておきましょう。

もし疑問点があれば、税務署へ行って相談しておくといいでしょう。

早い時期なら税務署も相談にけっこう乗ってくれたりします。

また、税理士に依頼する場合も早めのほうがいいです。

税理士もこの時期は忙しいことが多くて、確定申告期間中だとしっかり対応してもらえないかもしれないからです。

とにかく、1月中から資料の整理やまとめをしておくことをおススメします。あわてて確定申告期間終盤になってやり始めてもいいことはありません。

まとめ

今年から確定申告会場に入るのに入場整理券が必要になります。

1. 確定申告会場で当日配付
2. オンライン(LINE)で事前発行

この2つの方法で整理券が配布されます。

当日配布はちょっと密になりそうな予感がしますね。

特にLINEを使わない方やネットを使わない年配の方が殺到しような気がします。

そもそも年配の方に整理券配布の情報がどこまで知れ渡っているのか。

会場に来たものの入れないとなると、苦情が出てきたりしないか心配です。

では。

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