顧問業務・申告業務・チェック業務~お客様に選んでいただくために

私が税理士業務でご提供しているものの中に、顧問・申告・チェックと3種類の区別をした業務があります。

なぜこのような違いを出しているのかについて今日は書いてみたいと思います。

開業当初は単発申告のみで考えていた

開業当初、法人個人問わず顧問の件数は増やさずに単発のみ受けようかと考えていました。

しかし、1年たってもほとんどご依頼がありませんでした。

個人の年1回申告が1件あっただけでした。

その後、個人事業主・フリーランスの方メインになったのを機に業務メニューを見直します。

顧問業務は、月1回など定期的にお客様と面談をして経理記帳を代行から申告書作成・提出を行う業務です。

申告業務は、年1回申告書作成と提出を行う業務。

この2つで再スタートを切りました。

【事務所お知らせ】  

個人事業主の記帳指導

さらに、毎年税務署から依頼を受けて行っている個人事業主の記帳指導で、お客様から「来年以降はどうしたらいいのでしょうか?」というお声をいただいたのです。

記帳指導は原則として1年間限定です。

「来年以降は有料でなら」というお話をしたら不安なんでぜひ!とおっしゃるのです。

  • 記帳指導を受けたから自分で申告までする
  • でも記帳をしていると不安がある
  • 確定申告書作成コーナーの操作が不安

というお声をいただきました。

自分で申告をするため税理士署名はしないけどチェックをしたうえで申告書作成のサポートをするチェック業務を設けることにしました。

記帳指導を受けていただいたお客様のうちアンケートに記入いただいた方にお声かけをしたら喜んでいただけたので正式に業務メニューに掲げることになりました。

税理士とのかかわり具合

私自身記帳代行をすることに苦手意識はありません。

なので、顧問業務と申告業務は私が記帳代行をする形を取っています。

ただ、領収書や請求書の整理は最低限お願いしています。

お客様の中にはスプレッドシートに現金の入出金を記録していただいている方もいます。

顧問業務は定期的にご相談をお受けして、申告業務は確定申告の相談のみお受けしています。

また、顧問業務は月額の顧問料に決算書・申告書作成料のほか税務調査対応も含めた金額をお支払いいただいています。

しかし、申告業務は決算書・申告書作成料しかお受けしません。

なので、年1回の確定申告だけ税理士に対応してほしいというお客様に申告業務をおススメしています。

チェック業務はご自身で申告をしていただくことが前提でチェックや確定申告書作成コーナーの操作のサポートだけなので関わりは少ないです。

なので、税理士のかかわり具合としては、

顧問>申告>チェック

というイメージで、料金にも差をつけています。

お客様のご希望に沿いたい

同じような業務メニューを3つも作ったのは、確定申告においてお客様のご希望にできるだけ沿うことができたらいいなと思ったんですね。

チェック業務ができたのもお客様の声をいただいたからですし。

ただ、3つの区別が分かりにくかったら選んでいただけないかなと思いまして業務の目安などは各ページでご案内させていただいています。

それとチェック業務については記帳指導を受けていただいたことがある方・ご自身で申告をする方のみお受けしています。

結局ご自身で申告できないのなら顧問または申告業務をお選びいただくのと変わらないからです。

まとめ

徐々にチェック業務をご依頼いただくことが増えてきました。

過去に記帳指導をお受けいただいた方ばかりなので自分で申告をしていただいています。

意外と多いのが確定申告書作成コーナーの操作に不安を覚えているケース。

年配の方やPCをお持ちでない方は慣れないことで大変疲れるそうです。

そんな声から生まれた業務。今後も続けていけたらなと思います。

では。

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