JAバンク(農協)での確定申告の納付の注意点

個人の方が確定申告書を提出して納税をする場合、いろいろな方法があります。

税務署ではキャッシュレス納付を推進していますけど、JAバンク(農協)を利用されている場合には制限があります。

キャッシュレス納付の方法

国税庁ホームページには、以下のようにキャッシュレス納付とキャッシュレス納付以外の納付方法と大きく2種類案内されています。

税務署ではキャッシュレス納付の利用を推進するという方向です。

個人の方では振替納税の利用が多いですね。

私が住む和歌山県では農業が盛んでJAバンク(農協)の口座をお持ちの方が多いです。

このJA口座を利用している方が納税を行うときに注意したいことがあります。

【事務所お知らせ】  

振替依頼書のオンライン提出ができない

振替納税とは、申請をしておけば振替日に指定口座から自動で引落しが行われる方法です。

そのため、納付忘れ防止にもなりますし手続きは初回のみで次回以降は継続して利用することができます。

所得税のほか消費税も個人の方であれば振替納税を利用できます。

振替納税を利用するにあたっては、納付期限までに振替依頼書を税務署へ提出する必要があります。

また、e-Taxを利用してオンラインで申請をすることもできます。

オンライン申請ができる金融機関は本人名義の口座のみ利用できますが、JAバンク(農協)はオンラインでの提出ができないのです。

そのため、振替依頼書を記入して税務署へ提出する必要があります。

実際、JA口座をお持ちの方から振替納税を利用したいという話がありました。

オンライン提出利用可能金融機関一覧(振替納税)を確認したらJAバンクがない…。

そこで、令和7年7月福岡国税局・税務署「振替納税はオンライン申請!」に以下のような案内があるのを見つけました。

お客様に説明をしたところ、その手続きのために税務署へ行く手間がめんどくさいということになりオンラインで提出可能な別の金融機関を指定いただきました。

【事務所お知らせ】  

ダイレクト納付はできない

ダイレクト納付は、e-Taxを利用して自分名義の預貯金口座から即時又は指定した期日に口座引落しを行うことができる方法です。

しかし、国税庁ホームページを見ると、JAバンク(農協)は現在ダイレクト納付を利用することができないと書かれてありますので注意が必要です。

キャッシュレス納付を推し進めたいなら…

所得している税理士会支部で、税務署との懇談会が開かれたときに税務署からキャッシュレス納付についての説明がありました。

源泉所得税のキャッシュレス納付についての話ではありましたが目標に達していないということでさらなる取り組みが必要だとおっしゃっておられました。

そのときは「そうなんだ~」という程度でしたが、JAバンクを利用している農家が多い地域であることを考えたら、

  • 振替依頼書をネットで提出できない
  • ダイレクト納付不可

という制限がかかっているため利用価値が下がっているのではないかなと思うんです。

キャッシュレス納付を推し進めたいのであれば制限をかけてしまうのはよくないと思うんですね。

お客様の中にははじめて振替納税をする方もおられますが、実際パンフレットを見てもわかりにくい表現が出てきます。

オンライン提出利用可能金融機関一覧(振替納税)にJAバンクがないことに最初気づきませんでした。

福岡国税局のパンフレットを見て知ったくらいです。

国税庁ホームページでもっと周知すべきだなと感じました。

まとめ

JAバンク(農協)口座をお持ちの方が確定申告で納付をする場合に制限を受ける場合があります。

お客様に手続きをしてもらおうとしたときに申請できなかったので納付される場合には注意していただきたいです。

では。

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