当事務所の業務メニューは過去自分が経験してきたものや今後やってみたい業務をメインにしています。
お客様からすればすべて対応してほしいというご意見も重々承知しております。
しかし、すべてにお応えできるほど私自身能力がありません。
このスタンスは変えるつもりはありません。
この度新たに追加したメニューに関しても本当にやってみたいと思った業務です。
うつ病などの精神疾患に特化した障害年金
障害年金ってどうしても身体的障害を持つ方が受けるイメージありませんか?
私も障害年金を勉強するまでは同じように考えていました。
しかし、精神疾患にも障害年金が受け取れる場合があることを知りました。
以前このブログにも書きましたが、過去にうつ病とパニック障害を発症し休職復職を繰り返した経験があります。
公務員でしたから休職しても給与は支給されましたので生活していく分には大丈夫でしたが、もし退職を余儀なくされ生活していく資金がなくなったらどうしただろうかと。
この障害年金のことをすぐに気づくことができたのかなと思ったのです。
実際私は障害年金を利用したことはありませんが、精神疾患を負ったことで生活面へ大きな不安があったことは確かです。
少しでもお金に余裕があれば徐々に生活習慣を整えていき仕事も無理のない範囲内で再開することもできるようになるかもしれません。
- 患ってしまったけど前向きになってほしい
- こういう制度があるということをもっと知ってほしい
- 申請できる可能性があるのならできるだけ申請してほしい
そんな思いもあって、自分も障害年金に興味を持ち始めました。
Twitterで障害年金を専門にされている社労士にDMを送り、ご丁寧に実務で使っている書籍などを教えていただきました。
早速何冊か購入して実際に勉強しているところです。
また、社労士会でも年金相談業務に従事することになっていますのでちょうどいい機会だなと。
年金相談で全般を、その中で障害年金に特化した業務をご提供しています。
業務メニューに入れて勉強はアリ?
もちろん障害年金の申請代行はこれまで経験がありません。
いくら机上で勉強しても実際に経験を積んでみないと分からないところもあります。
障害年金を専門にされている社労士の方にお聞きしたところ、まずは事例集を読み込み、実際に業務にあたるつど勉強していったとのこと。
なるほど、そうだよなと。
経験がない以上、まずは申請した事例を読み込みイメージを持つ。
そして実際に申請をしてみる。
依頼者と一緒になって考えながらやってみる。
そう考えると、見切り発車的でもいいから業務メニューとして掲げつつ勉強してもいいんじゃないかなと思ったんですよね。
ある程度経験してから・完璧にしてからじゃないとダメだということを耳にすることがあります。
私の場合、「どこまで経験すれば終わるの?」「完璧ってどこ?」ってなります。
正直求めようと思えばキリがないと思うのです。
経験しないと・やってみないと
まずは経験しないと・やってみないと分からない。
そもそも顧客ゼロで、地元和歌山で開業しました。
国税OBの税理士で社労士という肩書だけで、特に優れた能力はありません。
おそらくほかの士業の方からすれば「こんなことも知らないのか」と馬鹿にされそうです。
でも、誰だって経験していない分野を初めてやるときは緊張もしますし不安もあります。
私はあえてそれらを早く経験して慣れたいなと思っているのです。
まあ慣れたら慣れたで落とし穴があると思っているので怖いんですけどね。
とにかく前へ前へ。
失敗してもいい。
怒られるのも仕方ないかなと。
一番いいのはお客様と一緒になって考えること・共感しあえること。
結果、お客様から感謝されるのってやりがいにもつながりますから。
税務署勤務中はほとんどお客様からほめられた経験がありませんでした。
怒鳴られ、罵声を浴びせられ、人格を否定されたこともあります。
きっと私の対応が悪かったのでしょう。
でも組織としてこれ以上お答えできない部分もあってそれがご理解いただけない。
辛い・苦しい経験を毎日のようにしてきましたので、どこかでお客様にご満足いただきたい・納得していただきたいなと思うようになってきたのだと思います。
少しでもサポートできるのなら。
まとめ
今勉強している障害年金を早速業務メニューに取り入れてみました。
今後もやりたいことの1つになってきていて、もしお役に立てるのなら積極的に取り組んでいきたいなと。
経験したからこそつらいお気持ちも多少はわかります。
業務にするからには、面談方法や進め方も考えたほうがいいかなと思っています。
対面でヒアリングすることが必ずしもいいとは限りませんし、無理は禁物です。
体調に波があることも理解しているつもりですので、ほかの社労士の方との違いも出していけたらいいなと考えています。
では。
[事務所お知らせ]
編集後記
開業してから5か月たちますが、事業資金がみるみる減ってきています。
本来なら開業時に当面の運転資金として融資を受けようと思っていたのですが、家族の猛反対に合ってしまいました。
きっと資金がなくなったら融資をする前に「廃業しろ!」と言われるかもしれませんね。
なかなか理解してもらえないのがつらいところです。