試験直前になるにつれ、これまでの勉強不足やテストの点数が振るわないからということで受験を辞退される方が増えてきます。
私も税理士試験や日商簿記試験は受験を辞退したことがあります。
しかし、結果的に次の試験でも直前期までほとんど勉強できずじまい。
では、合格したときは直前期で何が違ったのかについて今日は書いてみたいと思います。
キーワードは「しぼる」です。
直前期に全力投球
しかし、明らかに勉強時間が足りないとか一発逆転を狙いたいなと思った場合、ここで受験を断念するのは本当にもったいないこと。
受験を断念したとしてすぐに次回の受験に向けて気持ちを切り替えるのは非常に厳しいです。
結局次の試験直前になるまでまた勉強しないという負のループに陥ります。
そこで、いっそのこと受験すると決めて直前期からでも全力投球してみてはいかがでしょうか?
試験は早く合格したほうが絶対にいいわけです。
次の試験で合格できるという保証はないです。
また、多くの国家試験は年1回。
また次の1年を待つのも苦痛ですから、だったらとりあえず受験してみて体感するだけでも全然違います。
受験しない限り合格は0%。
1%でも合格可能性がある状態のほうが気合いが入るような気がします。
私が取っていた直前期の方法
実際に私が日商簿記検定1級の時にとっていた方法をご紹介します。
まったく簿記の勉強をしたことがない方ですとなかなか厳しいものがありますのである程度受験経験があるとか知識がある方を前提としています。
それは、TACや大原の直前対策講座を受講して同じ問題を何度も繰り返すことです。
直前対策講座は総まとめ講義と答案練習+模試がセットになったものを選びます。
その際に配布される総まとめテキストをくまなくチェックし論点を整理しておきます。
ここで一番の教材となるのが答案練習と模試です。
問題を解いて解説をしっかり読んで苦手な論点は総まとめテキストに振り返ってチェックをする。
もしどうしても分からない論点ならその答案練習の問題そのものを覚え込む。
答案練習と模試だけならそんなに問題数は多くないかなと。
まずはこれらの問題をこなしていくことが第一。
答えを覚えてしまってもかまわないかなと。
私は日商簿記検定1級の総まとめテキストと答案練習+模試は朝から晩まで解いていました。
問題にはマーカーを引きまくり解説もボロボロになりました。
試験会場に持っていくのは答案練習+模試と間違えた問題を整理したノートのみ。
とにかく時間がないなら教材は徹底的に絞ることをおススメします。
教材を絞ってよかった
教材を絞ったことでこれ以上やらなくてもいいやって開き直れたんですよね。
正直背水の陣じゃないですけど何もしなければ不合格なのですから。
一か八かにかけるのならこれくらい大胆になってもいいのかなって。
何より精神的安心感がありましたし、本番はまったく見たことがない問題もありましたけど似たような問題の解き方が身についていて応用で対応できました。
完璧を目指す必要はなくて、日商簿記1級は足切りだけ気を付けたら部分点を狙えばいいわけです。
すべてを解くことは効率的ではないと判断し、簡単そうな問題で逃げることもできました。
それだけ余裕があったということでもあります。
工業簿記と原価計算はどちらかがとてつもなく難しい問題が出たりします。
私もその前の回で足切りを食らって不合格になっていました。
それなりに怖かったのですが、本番は工業簿記が本当に簡単かつ短時間で終わらすことができましたので、比較的難しかった原価計算に時間をかけることができたのです。
国税専門官の研修でも役だった
実はこの教材を絞るということですが、社会人になってからも役立つ場面がありました。
それは国税専門官での研修内であるテストです。
税法のテストが行われるのですが、その時は消費税の総合計算問題が出題されることになっていました。
さてどう対策しようかと思っていたところ、講義内で総合計算問題のレジュメが配布されたのでそれを答えを覚えるまで何度も解き直したのです。
テストでは同じ形式でちょっとひねられていた問題でしたけど応用力を活かせたこともあって満点を取ることができました。
私の性格上のものかもしれませんが、教材がありすぎるのも不安になるんですよね。
あれもこなさなきゃこれもこなさなきゃって思ってしまって。
なので国家試験を受験するときにTACや大原で配布されるたくさんのテキストを見るたびにうんざりしていたのを覚えています。
直前期は結果的に教材を絞っておいたことで合格できたといっても過言ではありません。
まとめ
試験直前は不安になるものです。
あれこれ教材を買って手につけたくなる気持ちはよくわかります。
でももし一発逆転を狙うのなら教材は絞って徹底的に解き込みましょう。
答案練習+模試を教科書のようにしてみるのがおススメです。
電車内でも外出中でもこれらを持ち運んでいましたよ。
では。