人に教えるということ

私はそれほど人に話すのは得意なほうではありませんが、何か聞かれると知っていることであれば教えてあげたくなります。

今もそうですが、人に教えるという仕事は好きです。ちょっと矛盾してるかも。。

少しでも皆さんに税法や社会保険、簿記、勉強法など、経験したことをお伝えできればと思っています。

ただどうすればうまく伝わるのか、それがなかなか難しいところです。

研修時の簿記委員

税務職員の研修(基礎研と専科)で簿記委員というものをさせていただきました。

そこで、研修生に簿記の解説をしたことがあるのですが、なかなか難しかったのを覚えています。

数日前から仕訳や図解・下書用紙の準備をしていましたし、研修終了後の夜の時間に残ってもらっていましたので短時間で解説する必要がありました。

しかし、いざやってみると板書に手間取ったり、余計なことを話したりなどうまく進まず、結局その日だけで解説が終わりませんでした。

1日研修が終わった後ですので研修生も疲れていて寝ている方もいましたし、単調な話しぷりになっている気が自分でもしていましたので、退屈な講義をしてしまったなと反省しました。

税務署での源泉所得税研修

ある都心税務署に勤務していた時に、半日にわたって源泉所得税の研修講師をさせていただくことがありました。

初めて源泉所得税部門に配属になった職員向けに説明をするもので、私がその事務を専門にやっていたために白羽の矢が立ちました。

研修資料は事前に配布されているものがありましたので、それに自分で補足説明を加え、強調したいところにマーキングしたりして説明しようと心がけていました。

そう、私が受験予備校に通っていたときに講師がやっていたように、マーカーでチェックさせたり板書で補足説明をすることを取り入れてみようと思ったのです。

今まで受けてきた研修の多くは、資料をただ読むことが多くて、自分の理解不足もありますが何が大事かがはっきりしないのでその後読み返しても頭に入らないことがありました。

少しでもここは押さえておいてほしいな、重要だなと思うようなところを強調しておこうと考えたのです。

そして、研修開始。事前に重要なところにマークをすること、補足事項の説明をするので書いてくださいと説明しておきました。

最初はうまくいっていたのですが、午後からの研修で皆さん眠くなってきており寝始めてしまいました。

話し方がやはりまずいようでした。

研修資料は、もともと全てをやれる時間がなかったので、重要そうだと自分が思ったところから先にチェックしておきましたし、補足事項も皆さんに先にメモをしてもらっていました。

後半はさらった流した感じで終わってしまいました。

研修終了後、実際の研修生からアンケートを回答していただいたのですが、マークで強調されて分かりやすかった、補足説明がよかったなどという意見をいただきました。

ただ、やはりうまく話せない、飽きてしまう話し方をしてしまうというのがやはりショックでした。

考えていること

その後いくつか講師をさせていただく機会もありましたが、やはり話がうまくないような気がしています。

要はメリハリがなく単調で、まどろっこしい言い方をしているような気がしてしまうのです。

言い換えて分かりやすく言ったつもりが余計に混乱させてしまう、など。

もっと経験を積めば変わってくるのでしょうか?

ただ今後セミナーを開催したいと思った時に、自分の中で決めていることもあります。

 

①優先して大事なところをお伝えする

②資料の全ては説明できなくてもここは押さえて!というところに時間を割く

 

私も正直研修を受けてきて全てを理解できたことはほぼありませんし、寝てしまった時は実際何がなんだかさっぱりということもありました。

受験予備校の時もそうです。

話は分かりやすいのがいいのは当然ですが、まずは話したいこと・大事なことから話して時間配分を考えるのがいいのかなと。

もし、自分が簿記などの資格試験の講師をやるとしたら、1からテキストを読まずに重要なところを先に1回転してから、残り時間で応用論点をやるような気がしますね。

結論をまず話す。分かっているのにできないんですけどね。。

まとめ

正直人に話すことは慣れていませんし、上達する自信はありません。

言い忘れたり伝え間違いなんかも出てきそうな気もします。

そのために、事前に準備はしっかりして何をメインに伝えたいか、時間を十分に割けるかを考えるようにしたいと思っています。

まずは、セミナーの講師等をたくさん経験すればいいのかなと思っています。

自分で経験するのが一番でしょうね。

では。

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