私は急に回答をせかされたり瞬時に判断を求められたときにパニックを起こします。
そんなときにミスをしてしまい、あとで大変な目に合うことも。
以前からその傾向はあったのですが、税務署勤務中にうつ病とパニック障害を起こしてからさらに気になり始めました。
【事務所お知らせ】「いいですよ!」と言い切ってミス
税務相談や年金相談で相談対応をすること自体苦にはなりません。
むしろお話をお聞きして一緒に考えるようにするというのを目標に掲げてやってきています。
事前に相談内容が分かっていると準備することができるのですが、その場で判断を求められると舞い上がってしまいます。
緊張しやすい性格のため、話を聞き逃したり誤った判断を下してしまうことも。
先日の年金相談でも、最後の説明で質問されたことに対して「それでいいですよ」と言い切ったところで後で誤りに気付きました。
その方へ後で謝罪させていただく羽目になってしまったのです。
税務職員時代の相談対応
税務署でも内部事務をしていると相談対応が基本です。
電話や対面などいろいろな方法で問い合わせが入ります。
徐々に瞬時な対応が全然できないことに気が付きました。
うつ病とパニック障害であることが分かってから特にダメになりました。
一度頭が混乱してしまうとミスを連発するようになります。
そういうミスを経験すると普段から不安を抱えて仕事をしているのでさらに落ち込んでいく自分がいました。
当時から心療内科には通院していましたけど、パニック障害については電車内で発症することが多かったので人との対面時は大丈夫なんだろうなと思っていたのです。
今の医師に言われた一言で救われる
今地元にある内科と心療内科が一緒になっている病院に月1回通院しています。
抗うつ薬を処方されていますが内科の面も調べていただけていますし、たまに悩み事があると相談に乗ってもらっています。
今回、年金相談で大きなミスをしたことを告げると、医師は瞬時に回答できずにミスをするのはパニック障害っていう病気があるからだよと。
そのうえで、医師にこう言われました。
- 相談対応が仕事上必要なら無理をせずにこなす
- 急ぎの回答は受けない
- 相談中に別の質問が来たら保留にして後日回答する
- 間違えた回答をしてしまったと気づいたら後で謝ればいい
- 誰だってミスはするんだから嫌なことを言われても気にしない
医師自身もミスをしてしまうことがあるそうです。
もちろん自分の責任になってしまうから慎重になるそうですけど、もし間違えた・言い忘れたとしてもその後の対応ができればいいんじゃないかなと。
パニック障害という病気があるからこそその範囲内でできる相談対応で全然いいんじゃないかと言われました。
実際、年金相談に従事するときには周りの社労士に事前にパニック障害であることを公表しています。
周りのお客様にご迷惑にならないように配慮はしていただいています。
パニック障害じゃなかったとしても急に相談事を持ちかけられると怖いですし不安ですよね。
間違ったことを言ってしまいそうな気がしますし。
瞬時に対応できるほど能力もありませんから、基本的に暗記には頼らずにハンドブックを持参したり資料をお見せしたりしながら回答をするように心がけています。
年金相談は時間が決められているのでそれも自分を追い詰める原因になっています。
年金相談に入る時には時間調整も考えていただいています。
そうじゃないとミスだらけになって逆にご迷惑をおかけしそうになりますので。
間違えても後でフォローすればOK
現在、税務関係では記帳指導で個人事業主の方とお話する機会があります。
だいたいその場で質問をお受けします。
回答できなかったり間違えていた場合には連絡を取って説明させていただきます。
その場で正しい回答を求められていることは確かですけど、場合によって判断に迷ったりミスをすることもあるでしょう。
そんなときはすぐ後で謝罪して対応すればOKではないかと考えています。
もちろん次回同じミスをしないようにメモをしておくというのは大事でしょうけど。
あまりにミスだらけだと信用問題にかかわりそうなので、私にもう頼まないとおっしゃる方も出てくるかもしれませんね。
自分の努力不足であることは否めません。
ただパニック障害という病気であることが分かってから気が楽になったのは確かです。
まとめ
ミスをした後で謝罪をするためにご連絡をさせていただくことがあります。
その際、「難しい対応をされているのがよくわかるし一緒に考えてくれたので…」と逆に感謝されることがあります。
必ずしも即答し正しい回答を求められているかというとそういうわけでもなさそうです。
ただ精度は高くしていくというのは今後の私の課題です。
では。