先日、自宅近くでショッキングなニュースがありました。
最寄り駅のホームから特急電車へ飛び込み自殺されました。
年齢41歳の女性。
詳細は控えますが噂では人間関係に悩んでいたようです。
何が言いたいかというと、簡単に命を落とさないでほしい。
自分だけで悩まないでほしい。
精神不調で休職をした私からのお願いです。
死にたいときってある
私だって何度となく死にたくなったことがあります。
仕事に悩んだ・人間関係に悩んだときって、もう自分なんていなくてもいいやって感じるものです。
当時住んでいた家の近くに踏切がありましたので、朝の通勤時間中に飛び込んだらどうなるんだろうと思うことがありました。
実際、人身事故に遭遇したこともあります。
不慮の事故かもしれませんけど、おそらく精神的不安を抱えていたのかなと思います。
そう思うと他人事ではないような気がしていつも心を痛めます。
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家族や同僚に話しにくい場合
もし仕事や人間関係に悩み事があると誰に相談されますでしょうか?
私は当初体調を崩したときに家族には言い出せませんでした。
職場で同じような境遇の先輩と大学時代からの友人にだけ話して、大学病院の精神科に通院を始めました。
その後時間を置いてから家族に話すことにしましたけど、家族はうつ病に対して理解がありませんでした。
薬を飲むことすら嫌な顔していましたし、休職すらよく思っていませんでした。
職場を退職するときもすごく反対されましたから。
公務員という仕事を休みながらでもいいから続けてほしかったようです。
さらにやっかいだったのは職場の同僚に話すときでした。
同僚からしたらうつ病になった人間は腫れ物扱い。
仕事を無理に振るわけにはいかないし、代わりに仕事をやらないといけない。
反感を買うことも多かったですし、いいように思わない上司も多かったです。
めんどくさいんだろうなと感じていましたから、同僚にはなかなか言い出しづらいというのはありました。
もし家族や同僚に打ち明けられないような場合には、学生時代の友人や職場の同期などちょっと離れた第三者に話をきいてもらうのもいいかなと思います。
他人でもいい 誰かに思いを話して
精神的不調は自分で抱え込みすぎると余計に悪化します。
誰かに話を聞いてもらうと解決策が見えてスッキリすることもあります。
ただ、話を聞いてもらう人は身近な人だと逆効果です。
自分の性格を知っているからこそ、方向性をその人達が捻じ曲げてしまう可能性があるからです。
私も家族から公務員を続けろと言われ我慢してきました。
本当ならもっと早くに退職していてもよかったはずなのです。
結果うつ病やパニック障害を悪化させてしまうことになりましたから。
話を聞いてもらうなら他人のほうがいいです。
話しづらいのなら行政に頼ってもいいと思います。
「いのちの電話」などの相談電話でもいいと思います。
以下、厚生労働省のホームページに電話相談ができるものがいくつかあるのでリンクを貼っておきますね。
自分から精神科や心療内科にかかるというのもいいでしょう。
とにかく話を聞いてもらうことが一番いいと感じます。
残された家族がつらいから
もし自殺をしたら、自分はいいかもしれませんが周りの家族が悲しみます。
この世にいなくなるわけですから。
もし電車に飛び込んでの自殺だと賠償責任などが家族に課されます。
電車への飛び込み自殺は、故意または過失による人身事故に相当します。これは、民法に記載されている、「不法行為」に該当します。不法行為とは、故意または過失によって、他人の権利を侵害する行為のことで、これにより、他人に損害を生じさせた場合には、賠償する責任が発生します。よって、鉄道会社から損害賠償請求を受けるおそれがあります。また、飛び込みによって乗客が死傷した場合には、乗客側からも賠償金を請求される可能性もあります。請求の内訳としては、例えば電車の遅延による乗客への払い戻し、振替輸送代、線路や車両の修理費用、清掃等で対処に必要な人件費などです。これらの損害賠償請求額を合計すると、実際には数百万から数千万円前半が多いようです。本人は亡くなっているため、相続人が負担することになります。
引用:相続弁護士相談カフェ「電車に飛び込み自殺した場合、遺族の損害賠償義務はどうなるか?」より
https://xn--hckh0k432otmgyp1bvyji50a.com/souzoku-11887.html
多くの負担を家族に負わせることになるのです。
それを思うとたやすく命を捨てるのはやめてほしいなと。
その時辛くでも数時間たてば状況は変わるかもしれません。
しんどくなったらいったん考えるのをやめてゆっくりしましょう。
私も気をつけます。
まとめ
近所でたまたま起こった人身事故から記事を書くことにしました。
精神的に追い込まれていると衝動的に死にたいと思う時はあります。
でもいったんとどまってほしいなって。
そして誰かに頼ってほしいなと思います。
では。