税理士や社労士の方のブログやメルマガ・書籍をよく拝見させていただいています。
同業者の行動を気にするあまり自分と比較してしまい落ち込んでしまうこともあります。
比べても意味ないなとは思うのですが…。
「うらやましい」という気持ち
SNSを拝見していますと、同業者が忙しく仕事をされていて中には入ってきた報酬の推移を挙げている方もいらっしゃいます。
きっとお金に余裕があるんだろうなと思いながらうらやましく思うことも正直あります。
こう思うのは自分の事務所と比べてしまうからでしょうね。
開業まもなく4年になろうとしていますけど少ない顧問先とスポット相談、そして社労士会の年金相談員の仕事で収入は増えていません。
「売上〇千万・報酬がこれだけ入った」と公表できることが素晴らしいなと思うとともにふと開業当初のことを振り返ってみました。
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ひとりをあえて選んだんだ
税務署勤務時代から組織としての対応が苦手でした。
人間関係に苦しんで、うつ病とパニック障害を発症しました。
仕事も税務調査と源泉所得税担当が長かったですし病気の影響で仕事も充実したものでは決してありませんでした。
開業したときから「人は雇わない・ひとりでやる」ことは決めていました。
そもそも人を雇って仕事をお願いするほどの仕事量はしないつもりでした。
人に仕事をお願いする・指示することが苦手なので。
ひとりで開業する目標としては「生活費+αを稼ぐ・自由な時間をもつこと」でした。
仕事のご依頼は事務所ホームページからのみで紹介は受けていません。
業務内容も個人事業主または個人の方に絞っています。
自分のキャパを考えますと幅広い業務をひとりでやることには無理があります。
- 平日は9時・17時勤務で通勤電車を往復
- 土日は疲れて起きたら夕方…。
そんな公務員時代の生活が自分は向いていませんでした。
平日でも仕事とプライベートの時間をもち、平日でもふらっと旅行ができる自由な時間を持ちたいなと思っていました。
顧問数・売上・従業員数は気にしない
で、実際同業者のブログやメルマガ・SNSを見ると、従業員を雇い顧問数も多くいろんな仕事をされています。
売上もかなり大規模な事務所と比べても意味はないですよね。
そもそも従業員を雇っている段階でひとりで活動する私とは異なります。
顧問数が少ないというのも私とは異なりますし、仕事内容も…。
きっとひとりで活動されている同業者の間でも違いがあるでしょうね。
つまり、同業者と比べて一喜一憂することはないんだなと。
旅行先で同業者とお会いすることがあります。
売上がどうとか顧問数がどうとかよりも事務所をどのように運営しているのかに興味があります。
顧問先との連絡方法とか報酬の決め方のほか、仕事以外の時間をどのように過ごされているかとかのほうが私は聞きたいし参考にさせてもらいたいなと思っています。
同業者周りの声をそのまま受け入れない
すでに開業し成功されている同業者からアドバイスをいただけることがあります。
- 顧問先はたくさんあったほうがいい
- ご依頼を受けるためには電話は必要
- 連絡は電話のみ
- FAXも必要だよ
- 名刺は準備してる?
- お客様とは必ず対面で会うこと
しかし、私はそのまま受け入れることはしていません。
以下のものはアドバイスとは真逆の方向にあるものです。
- 顧問先は少なく
- お客様のご依頼はネットから
- 電話は使わない
- FAXはない→メールに切り替え
- 名刺はあるけどこだわらない
- オンライン中心でお客様対応
そもそも立場がひとりひとり異なるので比べて凹むこともないですね。
仕事に追われてしまって自由な時間が取れないというほうが私はしんどいですし、お金がたくさんあっても使うところがない・使う時間がないというのも悲しいです。
売上がたくさんあったとしても経費がたくさんかかっていて意外と手元にキャッシュがないというのも問題だと思うのです。
まあそんな偉そうなことを言えるほど売上もないのですけど、ひとりで細々とでもいいので活動できる環境があればいいのかなと思っています。
まとめ
特にXを見ていると、同業者のキラキラした生活を垣間見ることができてしまいますのでつい自分と比べてたくなります。
開業間もないときは余計にそう思うでしょうね。
ただ、比べても立場が違うから意味はないでしょう。
自分を信じて、自分が思っている方向に進んでみてそれがダメなら方向性を変えるくらいの気持ちでいたほうがいいのかなと思いますね。
では。