社労士合格後ブランクがあって大変だけど…

私が社労士に合格したのは税務署で勤務を始めてから5年が過ぎた頃でした。

取得してからも税務署で勤務を続けていましたので資格を活かした仕事をすることはありませんでした。

その後、退職してから1年後の昨年4月に社労士登録をしましたが今年金相談の実務をしながら勉強も同時並行しています。

ひとつ思うのは、ブランクがあって大変だけどなんとかなるということです。

改正も多く忘れていた

では実際に社労士登録をしたときの私の知識量ですが、正直まったくと言っていいほど覚えていませんでした。

改正も毎年のように行われていますのでアップデートしていないと当然ですよね。

資格を取ってからも自己研鑽で社労士試験のテキストなどは本屋で買ったりしていましたけど買っただけ。

本棚に積まれているテキストを見ながら「今年も実務で使わなかったな」と思っていたものです。

なので、正直なところ10年間で知識は真っ白になったと言っても過言ではありません。

社労士会の仕事を受けてみて

社労士登録してからすぐ同じ支部の社労士から年度更新申告書の受付審査をやってほしいと連絡がありました。

もちろん年度更新という言葉はなんとなく分かってはいましたけど、申告書など書いたこともなく。

とりあえず社労士会で研修をやっていただけることになって受講したり、配布されたパンフレットを熟読して本番に臨みました。

当然初めてですので周りの職員に聞きながらでしたけど、なんとか無事に終わらせることができました。

それとともに、ささいなことですけど勉強したことが実践で使えていることがうれしくて。

そこで、とりあえず社労士から依頼のある仕事にはまず応募してみようと思っていた矢先、相談業務の募集がきたわけです。

年金相談研修への参加

昨年11月に年金相談初心者研修を受講しました。

街角の年金相談センターが主催で、事前にオンラインテストを受けて終了した方が本番の研修を受講できます。

当然テストは難しい問題ばかりでした。

テキストを見ながら回答しましたけど掲載されていない問題もあったりしてその都度確認していく作業を繰り返しました。

その後実地研修が東京で行われ、厳しい先生にみっちりと指導されました。

今その研修は続いていて、街角の年金相談オフィスにて年金相談実習を行っています。

もうすぐその研修も終わり晴れて年金相談の現場へと出向くことになるわけですが…。

正直年金相談は厳しいです。

毎回実習でも年金知識があいまいな部分がたくさん出てきてしまいます。

それをお客様にお伝えするとなるとうまく説明ができない。

お客様も不審に思うでしょうね。

現場に出ても使い物にならないんじゃないかと思ってしまうほどです。

しかし、すごくいい経験をさせていただいていると思っています。

なぜなら、年金相談研修自体は無料です。

東京へ行く費用だけはかかりましたけどその他費用はかかっていません。

今実習を受けさせていただいていますが、毎回報酬をいただいています。

毎月1回スキルアップ研修もあります。もちろんそれも報酬あり。

そんな恵まれた環境が整っているので、年金知識を磨くにはうってつけだと思っています。

実際、年金相談研修が始まったころは「年金って何だっけ?」のレベルでした。

研修資料を見直すことと、年金ガイドというパンフレットを何度も見直すことで少しずつ身に着けて行っている感じです。

まだ相談をお受けできるほどではありません。

毎回指導社労士に教えていただきながらです。

昨日も実習でしたが相当落ち込んで帰ってきました。

すべての業務に精通する必要はない

ここで私はハッと気づいたんです。

社労士試験に合格してから、社労士の業務が幅広いんだなと。

年金相談以外にも労働相談・調査対応・助成金・給与計算など幅が広いです。

すべての業務を満遍なくやる必要はないんじゃないかなと思ったんです。

興味がある・やってみたいと思う分野だけを業務として扱おうと考えました。

結局、社労士会からの仕事として年金相談と労働相談に応募し、労働相談は当番制になっています。

どちらかというと年金相談のほうが比重は高いです。

税務署で源泉所得税担当をしていましたので給与計算をやろうかなとも思っていましたけど、正直年金相談で手いっぱいです。

それくらい年金相談は奥が深いなと感じます。

しばらくは年金相談を中心に対応していくつもりです。

ひとつに絞ればその分野にかけられる時間は増えますのでじっくりと勉強し経験を積むことができると思っています。

まとめ

結局、社労士試験に合格してから時間はたっていますが、研修や実践での経験で身に着けている感じです。

もちろんそれに甘えることはしませんが、ブランクがあっても取り戻せると思っています。

あれもこれもと手を広げるのではなく、本当にやりたいことに集中すると先が見えてくるし自信になると思っています。

では。

 

タイトルとURLをコピーしました