そろそろ年金相談実習も大詰め。
年金相談をしていると先輩社労士が参考にしている本やパンフレットを目にすることがあり、それを購入したり入手して自宅で勉強したりしています。
今日はそんな私が年金相談で使っている本やパンフレットについてご紹介します。
日本年金機構パンフレット
○○年金ガイド
年金には大きく、
- 老齢
- 障害
- 遺族
の3種類の年金についてまとめられたパンフレットです。
○○には、老齢・障害・遺族が入りますので3種類用意されています。
年金事務所へ行けばタダでもらえますし、日本年金機構のHPからダウンロードすることもできます。
老齢年金については令和4年4月に大きな改正がありました。
コンパクトにまとまっていますし、まずこれをお客様にお見せして内容を端的に説明することができるかを考えるようにしています。
やっぱり言葉の説明がどうしても専門的(難しい言葉)ですので補足する必要はあるかなと思います。
私の場合年金相談に入るときはこのガイドは必ずお見せして説明しお持ち帰りいただくようにしています。
○○年金の請求手続きのご案内
この○○にも、老齢・障害・遺族が入ります。3種類あります。
年金を受け取るためには年金請求書をご提出いただく必要がありますが、そのご案内についてまとめられたパンフレットです。
同じく年金事務所へ行けばタダでもらえますし、日本年金機構のHPからダウンロードできます。
このパンフレットでは年金請求書の記入方法が収録されていて注意点も書かれてあります。
添付書類としてどういうものをご準備いただければいいのかもわかるようになっています。
こちらも年金相談後、実際に年金請求書をご提出される場合、お客様にお渡ししてご説明させていただいています。
その他
未支給年金を請求するための書き方や、受け取る年齢ごとにご案内しているパンフレットなど、ケースに応じたパンフレットが用意されています。
もしご自身でお調べになりたい時や確認をしたい項目があるときは、年金事務所へ行っていただきお話いただければそれに合わせたパンフレットを案内していただけます。
まだまだ勉強中なので、パンフレットはその都度事例にあたるたびにすべてもらっておきその都度内容を確認しています。
公的年金のしくみ
こちらは服部年金企画という出版社が出している年金の本です。
以前このブログでもご紹介したことがあります。
本が持ち運びしやすいサイズのわりに年金について網羅的に紹介されています。
税込600円と安いですが情報量は多いです。
ある社労士支部ではこちらを無料で配布していたりするくらいですし、年金相談のベテラン社労士もデスクに入れていつでも確認できるようにされているそうです。
私は昨年から購入し始めましたが、事例も多く文章も分かりやすいです。なにせ持ち運びしやすい!
昨年の年金相談研修が始まってこの本を何度も読み返しました。
マーカーを引いて事例も読み込んで考えるなど。
まだまだうまく使いこなせていないのかなと感じるところではありますけど、まったくの知識なしからなんとか相談までできるようになったのはこの本のおかげです。
マニュアルシート
これは㈱社会保険研究所が出版している見開きのシートです。
こちらも(老齢)年金・障害年金・遺族年金と3種類あります。
ほかにもシートは販売されていますが、私は3種類購入しています。
見開きでポイントが確認できることと、このシートに書き方の見本までついているので持ち運びしやすいです。
あと、1種類税込440円で買えるところも魅力です。
ただし、正直なところパンフレットと公的年金のしくみがあればなんとかなります。
ポイントだけ知りたいよということならこのマニュアルシートでもいいかなと。
情報を集約すること
ほかにも年金に関する本は購入していますが、結局先ほどあげたパンフレットと公的年金のしくみに集約されました。
そう、結局情報をいかに自分で消化してお客様にお伝えするのかが大事なので、情報が分散してしまうと自分でも収集がつかなくなってしまいます。
もしほかの年金の本を買ったり情報を仕入れた場合は、今あるものに書き込みを入れたりマーカーを引いたりして情報をまとめるようにしています。
チェックシート
年金相談を受け付けるとお客様に何をご説明するのかというチェックシートを出力します。
説明すべき事項が明記されているんですね。
それにのっとってお客様にご説明させていただければお伝え漏れも防げます。
このチェックシートをお客様にお見せして一緒にご説明内容を振り返ってチェックを入れさせていただき、終了後にお客様にお渡ししています。
チェックシートをもとに私も何をご説明すべきなのかをいつも考えながら自己研鑽をしているところです。
まとめ
今回は、年金相談初心者である私がいつも使っている本やパンフレットについて書いてみました。
年金相談の経験のない方や年金に興味がある方はパンフレットをまず入手いただくことをおススメします。
読んでみてちょっと難しいなと思ったら年金の本を買ってみるのもいいのかなと思います。
では。