社労士業務のメインは年金相談

税理士と社会保険労務士を登録して1年半が過ぎました。

もともと税務署勤務中に合格したこともあって社労士業務としては家業経理で給与計算と届出関係しかやってきておらず不安がありました。

しかし、今現在社労士業務のメインは年金相談になっています。

不思議なものです。

社労士業務の範囲は広い

税理士業務も同じことが言えるかと思いますが、社労士として扱う業務は広いです。

労働保険や社会保険・労基署やハロワへの手続き関係、給与計算、助成金、コンサル。。

顧問先があるとこれらの仕事がメインになるのかなと思います。

私も当初は税理士業と一緒に手続き関係や給与計算をやろうと思っていました。

しかし、どうも自分の中で乗り気じゃなかったんです。

じゃあ社労士資格をどう活かしたらいいのか?

開業して数か月で税理士業だけに絞って社労士業を廃業しようかとも考えていたくらいです。

それくらいどうも自分の中で何をしていけばいいのか思いつかなかったというのが本音です。

開業後しばらくして相談業務の募集が社労士会からあり応募してから今に至ります。

相談業務にかかわることがなかったらここまで続いてなかったでしょう。

【事務所お知らせ】  

年金相談と源泉所得税が密接に絡み合う

年金相談は当初は本当につらくて、研修には参加したものの実習研修を一度お休みさせていただいていました。

それは年金の知識と経験のなさ。

あとは緊張感に耐えられなくなったことです。

試験に合格してから10年以上年金の知識は放置していましたからすっかり忘れてしまっていたのです。

今も正直自信を持って回答できることって多くありません。

それでもなんとか続いているのは、税金と密接な関係があるためイメージしやすいことです。

年末調整や確定申告の経験があるからこそのアドバイスをすることもできます。

給与を受け取りながら年金を受け取られる方が非常に多いですので、その際には確定申告のご案内を基本的には忘れずに行っています。

そうするとたいていお客様も年金に税金がかかることはご存知だったりするわけです。

確定申告のお話をしてあげると喜ばれます。

やっぱり支払わないといけないもの(保険料や税金)は興味を持っていただけます。

もちろん立場上と時間的な問題もあるので詳細にお伝え出来ないことのほうが多いですが、方向性を示してあげるだけでも親切に感じていただけているようです。

年金制度を知らない人が多い

私も他人のことを言えませんが、年金制度をざっくりとでも知っている方って多くないような気がしています。

相談をお受けするたびに勘違いをされていたりしてビックリして帰られる方もいます。

それだけ複雑な制度になってしまっているということなのでしょう。

社労士の中でも年金相談に関心がない方も多くいらっしゃいます。

それはそれで自分がやりたい分野を決めていらっしゃるので全然かまわないです。

ただ、年金相談をしていくにつれてお客様の反応を感じるようになりました。

  • どこに疑問点が集中するんだろうか
  • ここをもっと説明したら分かりやすいのかな
  • 税金のことも含めてお話したほうがいいな

例えば、年金の支給を繰下げたい場合には、請求書の提出や繰下げの意思の確認を行います。

年金を繰下げたい方の多くは給与をもらっている方が多いですので、ついでに確定申告のお話をしたりします。

その際に、お客様に納得してもらえたら説明方法がたとえ下手だったとしてもそれでいいのかなと感じるようになりました。

言い忘れとか間違ったことを教えることがないように基本的にはパンフレットや資料を私も一緒に確認しながらお伝えするようにしています。

もちろん不安は毎回ありますけど、徐々にお客様の反応を見れるようにはなってきたかなと思います。

精神疾患を持っているから

私自身は障害年金の請求はしていませんが、うつ病とパニック障害を持つ当事者です。

軽度なのと当時は公務員でしたので生活面の保障は給与で賄われていました。

しかし、仮に今精神疾患があったら障害年金の請求を自分でやっていたかもしれません。

障害年金は最初に病院にかかった日(初診日)が大事になってきます。

自分がもし障害年金を請求するならどのように進めていくだろうと毎回シミュレーションしながらお伺いしています。

障害年金はヒヤリングが大事なので年金事務所の予約時間内で終わらすのが難しいところがあります。

年金相談をお受けしていると障害年金の請求に当然当たるわけです。

その時にもし自分のお客様だったらどう対応したらいいのかを考えています。

まとめ

まさか年金相談が社労士としてのメインの仕事になるとは思いませんでした。

正直ほかの社労士業務はあまり興味がないというか年金相談でいっぱいいっぱいです。

労働相談は年2回程度回ってくるくらいでそれに特化しているわけではありません。

ただ年金相談はストレスがたまる仕事です。

対お客様・対年金事務所職員との仕事ですから何かと気疲れします。

今後も毎日入ることはせず週1日程度でゆっくりやろうと思っています。

では。

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