ネイリスト・美容師の年間業務スケジュールをつかんでおく

個人事業主、特にスタッフを雇うことの多いネイリストや美容師のお客様には年間の税務労務のスケジュールをお伝えするようにしています。

その月に起こる業務とチェック内容、そして期限を整理しておくことが大切です。

ネイリスト・美容師の年間スケジュール

ネイリストや美容師の税務・労務スケジュールを以下のように整理することができます。

業務内容 チェック事項 期限
1月 年末調整の処理
源泉所得税納付(納期の特例)
法定調書の提出
確定申告書作成の準備
給与(スタッフ等)への源泉徴収票を送付
控除証明書の確認
源泉所得税納付(納期の特例):1/20
法定調書:1/31

1月は、前年12月にスタッフ等に支払った給与をもとに年末調整を行います。それとともに源泉所得税の納付(納期の特例)をする必要があります。

法定調書の提出には法定調書合計表の提出も含まれます。

年末調整の際には控除証明書(生命保険料や地震保険料など)をスタッフ等から受け取りますので控除額に誤りがないか確認をします。

前年1月から12月までの確定申告書作成の準備も合わせて行います。

業務内容 チェック事項 期限
2月 確定申告書・決算書の作成 申告書の内容確認
不足書類の追加提出
申告書作成期限:2月末目安

2月は、確定申告書と決算書作成がメインです。

遅くとも2月末までには申告書作成を終えてしまいたいので、私が代理をする場合には不足書類の追加の提出をできるだけ早めにお願いしています。

ご自身で提出される場合でも早め早めに取り掛かれるほうが提出後にもれがあった場合でも対応しやすくなります。

業務内容 チェック事項 期限
3月 確定申告書の提出
消費税申告
申告書の最終確認
e-Tax送信
振替納税の口座確認
申告期限:3/15
(消費税は3/31)

3月は確定申告書の提出と消費税の申告です。

e-Taxでの送信のチェックや納税方法の確認(振替納税なら口座確認)があります。

業務内容 チェック事項 期限
4月 振替納税の引落確認
確定申告関係の帳簿書類の整理完了
納付額・還付額の確認
新年度の経費予算の設定
振替引落:4月末ごろ

4月は提出した申告書による納付額や還付額を確認しておきます。

振替納税の場合には4月末ごろに口座引落になるはずなのできちんと引落されているか確認します。

そして、提出した確定申告書や帳簿書類(請求書や領収書なども含めて)整理をしておきます。

4月は新年度ですから今後1年間の予算や事業計画を決めておくのもいいでしょう。

特に経費についてはある程度目安を設定しておくと資金繰りがやりやすくなります。

業務内容 チェック事項 期限
5月~6月 住民税・事業税の通知確認
労働保険の年度更新
源泉所得税の納付準備(納期の特例の場合)
住民税・事業税の納付計画
労働保険料の申告と納付
源泉所得税の計算
年度更新:6/1~7/10
源泉所得税納付
(納期特例):7/10

5月と6月は一緒にしてあります。

6月から住民税や事業税の納付がスタートしますので事前に届く税額を確認しておきます。

その後1年間の納付額もわかりますので予定を立てておくといいでしょう。

そのほか、スタッフ等を雇っている場合には労働保険の年度更新の手続きがあります。労働保険料申告の期間が決められています。

さらに、スタッフの給与から源泉徴収された所得税を納付する(納期の特例)準備も行います。

業務内容 チェック事項 期限
7月~9月 所得税の予定納税 予定納税告の納付確認
売上や経費の中間集計
予定納税:7月末・11月末

7月から9月もひとくくりにしてあります。

特に7月は所得税の予定納税(前年の納付税額が15万円以上の人が前もって払う)がありますのでその納付が済んでいるかのチェックを行います。

また、8月から9月にかけてこれまでの売上や経費の集計を一度行っておくようにします。すでに1年の半分以上が過ぎていますからね。

業務内容 チェック事項 期限
10月~11月 控除証明書の収集依頼
消費税課税方式の検討
各種控除証明書を税理士や事業主に提出
翌年の節税手法の相談
年末調整の準備開始

10月から11月にかけてはスタッフに関する年末調整の準備を開始します。

控除証明書が手元に届き始めますので提出を依頼します。

それと、消費税の課税方式の検討です。

簡易課税か原則課税かなど、前年12月末までに届出をしなければ課税方式の変更が翌年からできないことになります。

それとともに所得税の節税などを税理士と相談するいい時期です。

業務内容 チェック事項 期限
12月 年末調整の実施 スタッフの年末調整書類の提出
ふるさと納税の確認
年末調整:12月末

12月になると年末調整をスタートさせます。

スタッフから年末調整関係書類の記入と提出を受けてチェックをすることになります。

また、自分のふるさと納税の確認などをしておきます。

【事務所お知らせ】  

まとめ

今日の内容のまとめです。

このように年間スケジュールを業務内容・チェック項目・期限を中心にお客様ご自身も把握いただくほうが慌てずに済むと思います。

では。

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