源泉所得税・確定申告

源泉所得税

複数人の扶養親族になる場合と移替え~重複控除に注意

扶養控除の見直しにより指摘されるものの一つに「重複控除」があります。例えば、子どもAと子どもBが同時に母を扶養親族にしていた場合には、AかBのどちらか一方しか扶養控除を受けることができません。このような場合いったいどのように対応をすればいいのでしょうか?また、この場合なら大丈夫という例も挙げてみたいと思いますのでお付き合いください。
源泉所得税

社会保険料控除のあれこれ 

年末調整において、社会保険料を支払っていると支払った全額を控除することができます。ただし社会保険料は、給与から天引きされる場合のほか本人が直接払うこともあります。未納分を払ったら?とか、年金から天引きの場合は?口座振替は?など今回も事例を踏まえながら解説してみたいと思います。
源泉所得税

「年末調整計算シート」で手間を減らす

国税庁ホームページに、年末調整計算シートというものが公開されています。手書きで計算をするのはなかなか大変です。端数の切捨て処理や計算間違いなど起こりやすくなります。令和4年分から公開されていて、もし年末調整計算に不安があるのなら導入してもいいのでは?と思って今回ご紹介させていただきます。
確定申告書

所得税の不正還付申告書の課税状況が公表されています

先日、国税庁ホームページに令和4事務年度所得税及び消費税調査等の状況がアップされました。税務調査対応を仕事としている私は毎年必ずチェックしています。トピックとして所得税の不正還付申告についての取り組みが掲載されていましたので書いてみたいと思います。
源泉所得税

年末調整後に異動があった場合は再年末調整?確定申告?

年末調整において例えば扶養控除を受ける場合、その年の最後の給与の支払時の状況で行います。しかし、年末調整の計算が終わったあとで異動があった場合はどのように対応したらいいのでしょうか?
年金相談

未支給年金は受け取った人の所得になる⁉

年金を受け取っている方が亡くなりますと、未支給年金が亡くなった方の遺族に支給されます。この場合、受け取った遺族の一時所得となりますので、場合によっては確定申告をすることもあります。今回は、未支給年金と税金について書いてみたいと思います。
源泉所得税

扶養親族の数が変わった場合の年末調整

年末調整は、1年間の給与から納めなければならない年間の税額を計算し、すでに月々の給与で源泉徴収(天引き)されている税金とを比較して過不足を精算することです。もし、結婚や就職などで扶養親族等の数が変わった場合は、どのように対応したらいいのでしょうか?変更があった時点までさかのぼって源泉徴収の計算をし直さなければならないのでしょうか?
年金相談

年金と扶養親族の判定~税金の話~

街角の年金相談センターや市役所の年金出張相談で相談員としての仕事をしていると、税金の話も併せて聞かれることがあります。今回は、年末調整の時期ということもあり、ご家族の中で年金収入がある方がいたときに扶養控除を受けられるのかどうかについて書いてみたいと思います。
源泉所得税

同居老親等と同居特別障害者 「同居」の判定について

今回は年末調整における「同居」という言葉を取り上げてみたいと思います。同居という言葉がつく控除は、同居老親等と同居特別障害者の2つがありますが、実は同じ同居でも誰と同居しているかにより適用できる・できないが分かれます。なかなか難しいです。
源泉所得税

源泉未納税額の整理(未納整理)から税務調査へ

給与を支払っている会社や個人事業主は、給与を支払う際に源泉所得税を天引き(徴収)して税務署に納付する必要があります。この会社や個人事業主を「源泉徴収義務者」と言ったりします。もし源泉徴収義務者が源泉所得税を期限までに納付しなかった場合、税務署から電話やハガキなどで自主納付を促す未納整理が行われます。