本日7月10日から税務署は新たな事務年度を迎えます。
税務署は7月10日に人事異動があります。
7月10日から新たにスタートするものもありますのでどんな1日なのかを書いてみたいと思います。
午前中と午後で人が入れ替わる
7月10日午前中は、辞令交付式があります。
異動する全職員に辞令が交付されます。
そして各部署に異動のあいさつ回りをして、みんなでランチを食べたりすることもありますし、遠方へ異動する方は午前中でお別れすることもあります。
ランチが終わったら辞令を持って異動先へ向かう、というのが一般的な流れです。
入れ替わりで、新たに異動してきた職員を受け入れ座席の案内や荷物の整理などを行います。
荷物は異動前にダンボールに入れて整理しておき異動先へ配送してくれています。
午前と午後で税務署の雰囲気が一気に変わります。
知らない方ならどこか緊張します。
ただ以前同勤したことがある人なら話が弾んでしまうこともあります。
そして、午後から終業時間までは荷物の整理や通勤届の作成など事務手続き書類の作成をします。
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7月10日から忙しい部署も
7月10日といえば源泉所得税の納付期限ですね。
毎月納付のみならず納期の特例を適用されている事業者も納付期限となります。
7月10日は窓口部門である管理運営部門と源泉所得税担当はなにかとバタバタします。
一番大変なのは、異動せずに残っている職員です。
異動されてきた職員にいきなり仕事をお願いするわけにはいきませんので、残っている職員で対応しなければなりません。
窓口に呼ばれることも多々あり夕方ギリギリまでお客様対応に追われることもありました。
税務調査の着手は早いかも⁉
新体制になるから税務調査の連絡はまだまだ先だろうとお考えの方もおられるかもしれませんね。
以前は7月後半からようやく税務調査の事前連絡をしていましたが、最近は6月中に調査の予約を入れておくことが当たり前になってきました。
調査予約時は異動前の担当者の名前で、異動後に新たな担当者で再度調査の連絡をする、という形が一般的です。
6月の早いうちに調査予約をしておけば、7月すぐにでも調査に着手することができるわけです。
ただ、これも上司である統括官次第です。
指示をする統括官が異動になった場合は、異動後の統括官の色もありますのですぐに調査着手できないことも考えられます。
それでも最近は「税務調査を早めに着手しよう」という風潮であるのは変わりありませんのでのんびりとはしていられません。
離任と着任のあいさつには行く
税理士会でも離任時と着任時にあいさつ回りをしているようですが、私は当日はあえて行かないようにしています。
今年は租税教室があったりしましたので数日前に挨拶にいきました。
着任時は年金相談がたまたま入っていますのでこちらも別の日に行かせていただく予定です。
税理士も税務署も人数が少ないので最低限のマナーとして行くようにはしています。
ひとりで行くのは緊張しますけど、幹部の方とお話する機会もあるのでまあ楽しみではあります。
うちの支部は税務署長をはじめ幹部が全員異動になりましたのでまさに新体制となります。
しばらくバタバタするかもしれませんが私たち税理士も気を引き締めていきたいところです。
内部事務センター化が拡大(大阪国税局の場合)
税務署の内部事務を集約するために設けられていた内部事務センターがこの7月10日よりさらに拡大されます。
私が住む和歌山県はすべての税務署が対象となっています。
国税庁ホームページには、内部事務のセンター化の対象署に、申告書・申請書等を提出する場合は、以下のとおり対応するように書かれています。
・書面により提出する場合は、所轄税務署ではなく郵送で直接センターへ送付願います
つまり、和歌山県内の税務署に書面で提出する場合には、その税務署あてではなく「大阪国税局業務センター阪神分室」に郵送で送付することになります。
まとめ
今日7月10日から税務署は新体制です。
税務署を訪れてみると職員が変わっているのでビックリされる方もおられます。
7月10日ってなんでこんなに忙しいんだろうなと、毎年思っていたものです。
では。