税務相談や年金相談などでお客様からお褒めいただくとこちらもうれしくなるものです。
しかし、そんな経験をこれまでしたことがなかったため最初は戸惑いもありました。
どうせ上っ面だけだろ?
税務署勤務中は納税者から褒められたことはほぼありませんでした。
電話で回答をしたり対面での相談が終わった後も特に感謝されることもなく。
一方で、怒鳴られたり文句を言われたりするほうが多く。
税務調査では、
- 早く終わらせろ
- こんな細かいところまで指摘するのか
- ここは見逃して
- 今の税制に納得がいかない
源泉所得税の相談でも、
- 未納じゃないのになぜ電話してきたのか
- 源泉所得税を払いたくない
- もっとほかのところから税金を納めさせろ
- 租税条約の取り扱いが難しすぎる
- 還付請求書の添付書類はもう十分提出したはず
- 改正の説明が不十分だ
クレームが多くて人間不信に陥ったこともあります。
それは対納税者だけでなく内部の職員にも感じていました。
仕事を手伝ったけどありがとうの一言もなく…。
ある時期からたとえ褒められる言葉を受け取ったとしても「どうせ上っ面だけで本心は何も思っていないだろ?」とひねくれた見方をしていました。
褒めてもらっていい気になるなとか、お前はほかのことは何もできないからなと言われているような気がして。
褒められたことがなかったのでどう対応したらいいのかわからず素直にうれしくなかったというのが本音です。
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相談業務などでかけていただく言葉に感謝
最近、年金相談の窓口でお客様とお話する機会があります。
まだ相談員としての経験も浅く知識もあいまいな私でさえも相談終了後に、
- わかりやすく教えていただきありがとう
- 丁寧でよかった
- 安心しました
- 納得できました
- あなたでよかった
など褒めていただけたりするのです。
最初は「またまた~、お世辞にもほどがあるよ~」なんて思っていましたけど、最近は素直にうれしいなと思うようになりました。
素直に喜んでいいんだなと。
このほか、税務相談や申告書作成を依頼いただいているお客様からも褒めていただけたりすると嬉しいですね。
記帳指導からの副産物
毎年個人事業主の方の記帳指導を行っています。
今年で4回目を迎えるわけですが、過去に行った方から毎年ご依頼をいただけたりするのです。
お褒めいただく言葉だけでなくこうやってご依頼をいただくという副産物があるとさらにうれしいですし、やる気も出ますよね。
褒められてやる気が出る
「褒められて調子に乗ってはいけない」とよく言われますけど、やる気が出る分には全然喜ばしいことなんじゃないかなと。
褒めていただけたらやっぱりうれしいしさらにスキルアップしたいなと思いますしね。
それが自分の身になったり、自分のさらなる武器になったりすることもあるわけで。
相談業務は本来とても難しく不安になるものです。
うまく答えられるかな。
回答したものの正しいのかどうか自信がない。
それでも何とか回答をしてお客様が納得して喜んでもらえ褒めていただけたらやってよかったなと思えるんですよね。
辛いし苦しいけど終わったらうれしいし達成感があるのは毎回不思議に思いますね。
素直になろう
税務署勤務中は、褒められた経験がほぼなかったです。
しかし、今はそんな気持ちも薄れてきて素直に褒めていただけると嬉しいです。
そう思えると精神的にも楽になってきました。
人間関係は苦手なほうですけど、偏った見方しかできていなかったのかもしれません。
素直に受け入れることも大事ですね。
まとめ
お客様から褒めていただけるだけでなく時には厳しい指摘を受けることもあります。
それはそれでありがたいことですし反省すべきところだなと思います。
ただ、さすがに精神的に落ち込みますね…。
できるだけ褒めていただけるように仕事に取り組んでいきたいですね。