学生時代や税務署勤務中、他人と比較することが多かったです。
それが嫌になりました。
今はできるだけ他人と比べないようにしています。
周りによく思われたいという意識
これは小さい頃にさかのぼります。
家族に怒られるのが怖くていい子ぶってた気がします。
成績が悪いと怒られたので中学からは塾に行き勉強しました。
馬鹿にした担任の先生を見返すためでもありました。
運動は全くできませんでしたが、
- 勉強ができたら褒めてもらえる
- 周りも喜んでもらえる
じゃあ、学校の成績で1番を目指そう・塾の友達よりもいい点数を取ろうと他人と比べるようになりました。
でも結局高校受験に失敗、公認会計士試験も挫折しました。
大学受験や資格試験もすべて競争試験です。
周りよりもいい成績を取らないとダメだというものを植え付けられました。
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税務署勤務で気づく
税務署に入ってからも税務調査などの勤務評価や研修時の成績で周りと比べられました。
税務署は同期だけではなく先輩や後輩とも比べられます。
上司である統括官から後輩の調査実績がいいとよく注意されたものです。
先輩が調査事績で表彰されたときにはうらやましいなとも。
税務署では勤務実績により希望の部署に配置換えになる傾向にありましたので、私も税務調査で実績を残そうと必死になったものです。
同期や先輩に負けたくない気持ちで調査をしていた気がします。
しかし、配置換えによる慣れない仕事や苦手な上司に会ったことでうつ病とパニック障害を発症します。
そのときに気づくんです。
無理していないかと。
周りと比べることに疲れたなと。
病気休職中に自宅でいるときに考えていました。
休職をするということは「昇進はあきらめろ」ということ。
希望の仕事に就くことは無理だなと。
周りと比べても意味ないなと思ったんです。
その後も休職復職を繰り返して最終的に退職を選びます。
最近になって昇進して管理職になる同期も出始めました。
責任のある仕事をしたり税務署にとどまらずに国税局や財務省・国税庁へと出向していく同期もたくさんいます。
その同期にはもう追いつけない。
くやしさもありつつですがあきらめられました。
ひとり・自分で決める・比べない
開業してからこれまでずっとひとりで税理士社労士業務をしています。
税理士会や社労士会の研修などに参加しますと同業者の方とお話する機会があります。
その時こんな意見をいただくことがあります。
- ひとりで開業するのはやめたほうがいい
- 顧問をたくさん増やしたほうがいい
- 個人事業主は相手にせず法人にしたほうが稼げる
- 年金相談なんて儲からない
- 車は必須だよ
- 電話だけあればなんとかなる
- メール対応は失礼
いろいろ言われてきましたけど、方向性が異なるし比べたところで意味ないのです。
選んでいただいたお客様と一緒に仕事をしたい。
お客様に喜んでもらえたらそれでいいんじゃないかと。
私の事務所は同業者と比べて儲かってはいません。
でも、それなりに楽しんでいます。
お客様からご依頼があればしっかり対応できるほどの余裕は持たせています。
同業者が儲かっていたらすごいのかというと正直わかりません。
お金がたくさんあっても休日が少ないとか、家族を犠牲にしていたりすると悲しいです。
私もまだ抗うつ剤を処方してもらっているくらいですから体調に波があります。
それでも仕事も旅行もしつつ楽しんで仕事ができているのならそれ以上望むことはないんですよね。
儲かっているからうらやましいとは思わなくなりました。
まとめ
人と比べているといつか疲れてしまうのかなと思います。
自分は意識しなくても周りの家族などから言われることもあるかと。
でもそれは話半分で聞いておいていいんじゃないですか。
結局は自分が思う方向に進んでいけばいいだけです。
では。