税務署や年金事務所に行きますとパンフレットが置かれていて無料で持ち帰ることができます。
今やネットからでも入手することができますが。
このパンフレットをお客様が手に取る以上中身はよく読み込んでおく必要があると感じます。
確定申告期の税務相談
毎年2月になると確定申告期の税務相談の対応をしています。
税務署では「確定申告の手引き(以下、手引き)」というパンフレットが配布されています。
国税庁ホームページからもダウンロードできます。
ほかにも「譲渡所得の申告のしかた」や「株式等の譲渡所得等の申告のしかた」というパンフレットもありますけど、まず確定申告の手引きは最低限です。
特に改正があったところや自分が忘れていたところはチェックをしておきますし、書き込みをしたりして相談会場に持ち込んでいます。
また、最近では国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナー入力マニュアルやスマホでの申告作成用のパンフレットも目を通しています。
とくに入力マニュアルやスマホ申告については税務相談ではないですが相談も多いですのでまったく案内しないのも失礼かなと。
これらのパンフレットはすべて紙ベースにしてバインダーに綴じて持ち運んでいます。
ペーパーレスにしたいんですけど書き込みをすることが前提なのでここは仕方ないです。
【事務所お知らせ】- NEWセミナー開催情報 「在職老齢年金と事前確定届出給与の問題点」
- ホームページ
- 自己紹介
- 業務メニュー
- セミナー動画オンラインSHOP
- メルマガ登録
- 本出版 「ひとり税理士社労士とうつ病パニック障害」
年金相談時
年金相談のほうがパンフレットは充実している気がしますね。
年金の種類ごとに「○○年金ガイド」というパンフレットがありますし、その都度手続きで必要なものはパンフレットが準備されています。
この中では○○年金ガイドは毎年更新がされますのでよく読んでおきます。
- 老齢年金ガイド
- 障害年金ガイド
- 遺族年金ガイド
この3つも税務相談の手引きと同じで書き込みをしたり間違いやすい点をメモしたりして持ち運んでいます。
ほかのパンフレットも一緒にバインダーで綴じて毎回の相談対応時には持参しています。
お客様が見るものをいかに説明できるか
お客様が目に触れるものであるパンフレットをそのまま渡すのではなくてわかりやすく説明できるかどうかが大事だと考えています。
一般の方向けに書かれているパンフレットですけど中身を見ると難しいですよね。
文字もたくさんあって小さくて読みづらいものもたくさんあります。
図解があるものの余計に分かりにくくなっていたりしますしね。
そんなときに補足的に説明してあげるのも相談対応のひとつだと思っています。
年金相談時にはほぼ皆さんにガイドをお渡しするようにしています。
これはお客様の立場にたつと口頭で説明を受けても記憶に残りづらいだろうなと思うからなんですね。
ガイドを一緒に見てマーカーを引きながら解説をしてそれをお持ち帰りいただくことで記憶に残りやすくなると感じています。
お客様が手に取るものほどきちんと説明できないといけません。
そのため、パンフレットに補足する情報は専門書などを買って知識を補完しています。
分厚い専門書を相談会場に持ち運ぶことはできませんからパンフレットにその情報を書き込んだりするのはそういう補足情報を集約するためでもあります。
専門書を読んで挫折する
もともと私はパンフレットよりも分厚い専門書を読み込んで対応することが大事だと考えていました。
しかし、いきなり専門書を読んでも全く理解できず途中で読むを止めてしまったんです。
ただ、お客様目線に立てば難しい話をされるよりも手元にあるパンフレットの内容を解説してもらえれば充分なんですよね。
その範囲でお客様が理解して納得して帰ってもらえたらいいんじゃないかと思うようになりました。
税理士社労士の専門家がそんなことを言うのはおかしいのもしれませんけど、お客様が手に触れるパンフレットすら頭に入っていないのは恥ずかしいなと感じます。
相談対応をしている身からしたら基本が抜けているのと同じ。
パンフレットの内容すら理解できないのならまずはその内容理解に努めることが大事ではないかなと考えています。
まとめ
今回は私が相談対応時にやっていることを書いてみました。
手引きやガイド読んでいますか?
毎年更新されるものですから専門家でも最低限必ず目を通しておきたいところです。
知っている知識ばかりではないので毎年新たな気付きを得ています。
では。