やると決めたことだけやるといい方向へ行く

普段の行動や資格試験の勉強でもそうなのですが、やることを事前に決めてそれだけに集中すると結果的によかったということが多々あります。

行き当たりばったりだと、けっこう遠回りしたり失敗してしまうことも。

それが人に迷惑がかかってしまうと大変です。

私の場合は、何も考えないときはだいたい変な方向に行ってしまうので前もって決めておくことにしています。

きっかけは資格試験の勉強

いくつか資格試験を受験してきましたが、結局学生時代から目指していた公認会計士には合格できませんでした。

なぜ何年間も合格できなかったのか。

今思うと、計画性が全くなかったなと。

大学1年生の時に、なんとなく大学在学中に合格できればいいなと思って予備校に通い始めました。

ただ授業を受けるのみでどうやって復習して授業についていこうかまで考えていませんでした。

予備校のカリキュラム通りに進めば合格できると思っていましたが、自分で過去問を解くとか問題集を何度も解く・暗記するという自習はほぼやっていませんでした。

そりゃ不合格になるわなと。

予備校だとテキストと問題集が大量に配布されますし、答案練習もかなりの数にのぼります。

全てを完璧にするのが理想ですが、正直こなしきれない自分がいました。

中途半端のままのもの・やらないものがたまっていくと、さらにやる気がなくなり何も手につけられなくなったのです。

私の場合、範囲を絞ってそれだけをやった方がいいのかなと感じて、その後の資格試験の勉強を乗り切っています。

具体的な方法

では、どうやってやることだけを決めているのか。

まず、その最終目的は何かを考えることかなと。

試験に合格する、仕事でいい結果を残すなど。

それに向けてどうスケジュール管理をしていくかを事前に設定しておくのと、範囲が広すぎるなとかこなしきれないなと思ったら最初から絞り込んでおくようにしていました。

試験合格が目標の場合

試験日までの日数から逆算して何をすべきなのかをメモしておきます。

税理士試験は簿記論や財務諸表論ともに9月から勉強をしたわけではありませんし、対して社会保険労務士試験は本試験まで予備校のカリキュラムにそって勉強していく時間がありました。

時間的に余裕があるないにかかわらず、その時期に何をすべきかを事前にある程度考えておきます。

そして、実際にその時期が来たら微調整を加えていきます。

例えば、税理士試験の場合は直前期から予備校の通信講座を取っていましたので、時間的な余裕がありませんでした。

そのため、独学で使っていたテキストよりは答案練習や直前テキストで実践的にやっていく。教材を絞りこんでそれを回転させるようにしていました。

社会保険労務士試験は10月から勉強を開始できましたので、直前期が始まるまでに1回転する間に過去問はほぼ完ぺきに解けるように準備して、直前期は答案練習の復習に絞る。

事前に決めておけば気持ちに余裕ができます。

これだけやればいいんだという安心感ですね。

計画が進まずに焦りだした場合、もう一か八かじゃないですけど教材をこれだけにすると決めてしまうのもひとつかなと。

直前期の答案練習だけでもいい、テキストだけでもいい。

結果的に合格できればいいのですから。

あと、周りの意見にあまり左右されない方がいい時もあります。

特に直前期。予備校の講師から情報が回ってきたりすることもありますよね。

それをすべて鵜呑みにする必要はないのかなと。

私の場合は、その意見や情報に振り回されるのが嫌なので最初から予想講義は聞かず自分が決めた教材(答案練習)に絞ってそれを繰り返すことに徹しました。

結果、講師の予想が大外れして答案練習で網羅的に出題されていた部分からの応用で空欄を避けられるという経験をしましたので。

仕事でいい結果を残すことが目標の場合

試験の場合と違うのは、それを達成したからといって何か資格を得るというものではないことです。

しかし、事前にやることを決めておくことで仕事がスムーズに進み結果的に事務が効率化することがありました。

やみくもにやっていたころは1日使っていた事務が半日でできるようになったことも。

それは税務調査でも内部事務でも、前日の夕方帰る前15分くらいを使って仕事の棚卸しと翌日やることをリスト化してメモしておきます。

翌日はそれをやりつつ微調整を加えるだけ。

例えば税務調査だと、前日に調査場所の確認や調査ポイントの整理・調査先ごとの進捗状況など、翌日は持ち運び資料があれば上司の決裁が必要なのでその文書の準備をしておきます。

内部事務では、進捗状況と翌日やる仕事の優先度をつけておくなど。

他の同期がやっていたことを真似たものなのですが、これをし始めてから仕事の段取りがよくなった気がしました。

やっていない職員が大半なので、ぎりぎりまで仕事をしろと怒る人もいましたが、そういう方ほど仕事に時間がかかったり面倒なことをしているなという印象でした。

まとめ

今回は、やると決めたことだけをやると結果よかったということを書いてみました。

今もその気持ちは持ち続けています。

これからの仕事も決まればそれだけをしっかりやろうと思います。

手を広げすぎるとパンクしてしまいいいものを提供できないような気がしますので。

では。

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