今年もあと数日です。
1月から12月までの売上や経費を集計しなければならない個人事業主の方はこの後で決算書を作成して確定申告をしなければなりません。
これまで何もしてないよ
1月入ってからでいいじゃん
と思っている方にも早めの経理をお願いしています。
【事務所お知らせ】記帳指導で毎年お話していること
今年の記帳指導でも個人事業主の方にお願いしたのは、こまめな経理です。
12月が終わったと同時に経理も終わっていることが原則です。
領収書(レシート)や請求書などの書類の整理も併せて、です。
1年に1回まとめて、特に確定申告が始まる2月になって慌てて作業を開始する方もいますね。
しかし、これだと正直ミスがたくさん出てしまう気がして怖くて仕方ありません。
たまっているレシートや書類・PCに入れてしまっている取引データの整理を一気にまとめてやろうとするとイライラしませんか?
私はうんざりしてしまいます。
正直なところ私は日々の取引が少なくても毎日経理をしたいんですね。
先日の記帳指導ではお客様が経費の勘定科目ごとに仕切り紙を入れて整理をされていました。
丁寧な作業だなと思ったと同時に、年1回確定申告の時期に「めんどくさいな」と思いながら作業をしていると聞いて残念になりました。
正直勘定科目に分けること自体丁寧ですから否定はしませんけど、はたしてそこまで厳密にする必要があるのかというとないです。
経費は経費ですから勘定科目にとらわれる必要はありません。
また、もし勘定科目で迷ってしまうものがレシートであった場合や、あとからレシートが見つかったりすると一気に嫌気がさしてしまい作業が滞ってしまいそうです。
経理が遅れている方へ
もし今年に入ってまともに経理をしていない方やまだ3か月以上経理ができていない時期があるという場合は経理事務が遅れていると思っていただければ。
この場合、慌てて経理をしないためにまず最低限紙で発行されている領収書・レシートや請求書を整理しておきましょう。
もちろん事業分に限りますので、もしプライベート分と一緒に買っているものがあればレシートなどに印をつけておくと経理しやすくなります。
紙の領収書(レシート)や請求書は封筒に月ごとにまとめておくといいでしょう。
できるだけ日付順でいいですが科目ごとにせずにガサっと入れておけば大丈夫です。
このほか、電子データで領収書や請求書があるものは適切にダウンロードしておきます。
ファイルに名前や取引年月日・金額を入れておくとかExcelで一覧表にしておくなど検索できるような状態にしておくことをおススメします。
これは電子帳簿保存法の対応と同じようにするためです。
あとは、コツコツ経理ですね。
もし勘定科目に迷ったら個人事業主向けの書籍を1冊買ってみてもいいかと思います。
私はこちらの本にある「個人事業主のためのよく使う勘定科目リスト」を記帳指導の対象の方にコピーしてお渡しさせていただいています。
「年末年始も忙しいよ!」という方もおられるかと思いますので、紙の領収書(レシート)・請求書の整理は最低限やっておいてほしいです。
ここまでやっておけば挽回できますので。
迷ったら専門家に相談をする勇気を
もし判断に迷うことがあったり経理が不安だという場合には、お金を払ってでも専門家である税理士に相談することをおススメします。
迷っていたけど「まあいいや…」で終わらせている方も多いですし、相談することが怖いとか「タダなら聞きたいけど…」とおっしゃられる方もいます。
税理士に支払った相談料金はもちろん個人事業主の必要経費です。
売上から差し引けるものなのです。
手元のお金が減ることは間違いないですが、そこをケチるよりほかのプライベートで使うお金を少し減らす(ちょっとで)くらいでねん出できるはずです。
不安や疑問点があれば専門家に頼ることも大事なことだと思います。
まとめ
年末年始に経理をやってみようと考えている個人事業主の方。
遅れ気味でもここをいったんがんばっておけばあとが楽です。
2月早々には確定申告を済ませてしまいたいじゃないですか!
経理ってめんどくさいですけど放っておくからそう思ってしまうんじゃないかなと。
こまめにやっていれば経理もめんどくさくなくなりますので。
では。
今年はこのブログで終了となります。
1年間読んでいただきありがとうございました。
来年は1月4日から投稿スタートしますのでまたよろしくお願いいたします。