年末年始は復習時間を取ることと計画を見直す

資格試験の勉強をしていると、忙しくて復習ができなくなる時期や事前に立てていた計画が狂ってくるという時期が来ます。

その時は長期の休みでそのリズムを取り戻すことが必要です。

多くの資格試験は1年を超えるような長丁場になることが多いので、どこでそのリズムを取り戻すのか。

まずは、年末年始をどう過ごすかを考えてみるといいかと思います。

私の場合ー復習編

税務職員をしていたころは、幸いなことに部署によっては年末年始に多くの休暇を取得することができました。

有給休暇と年末年始の休暇を組み合わせて、10何連休とか。

12月25日~1月3日とかは普通に休んでいました。

たくさん休暇が取れることを活かして、この時期に復習をしっかりすることと、計画を再度練り直すことをしていました。

こんなに休暇が取れない場合でも、なんとかやりくりして勉強時間を意識的に作るといいかと思います。

私の場合、実家の和歌山へ帰省するのが毎年恒例でしたので、そのうち数日間は勉強できる状況ではありませんでした。

しかし、実家へ教材を持って帰ることで、移動の新幹線の中や夜寝る前に勉強していましたね。

では、この年末年始の使い方について、具体的に社会保険労務士試験を例に出してみます。

10月からTACへ通い始めていましたが、この時はまだ労働保険関係が終わるかどうかぐらいだったかと思います。

しかしすでに労働保険で試験範囲を半分過ぎているわけです。

ここで積み残しがあると、年明けから始まる社会保険が不安でたまりません。

まずは年末年始で今までの勉強した範囲をしっかり復習します。

私はこの時期は問題練習をしていました。過去問とテスト関係です。

これらを全問正解するまで繰り返します。

引っかかる問題はここで整理しておくとあとが楽です。メモを取っておくといいです。

普段の勉強ですと、どうしても前回の講義の復習が優先されてしまって過去の講義の復習がおろそかになってしまいがちです。

それをカバーする意味で、しっかり問題演習に時間をかけます。

テキストも読んでおいたほうがいいのか?ということですが、私は問題を解きながら解説を読むときに一緒にテキストの該当箇所をチェックするようにしていました。

なので、テキスト全体を読むということはしていません。

まずは問題を解けるかどうかを考えるといいでしょう。

また、もし他の資格も同時並行で勉強している場合はその資格もこの時期に復習することをおススメします。

私は、税理士の簿記論も独学で勉強していた時期でしたので、TACのポケットテキスト(今現在は「完全無欠の総まとめ」)の見直しと個別計算問題集を解いていました。ただあまり時間を割けていませんでしたけど。

私の場合ー計画編

年末年始の1日のスケジュールを考えることと、今までの計画を見直してこれからの計画を練ることが重要です。

まず、1日のスケジュールです。

社会保険労務士試験の時は、税理士試験の簿記論の勉強も同時並行でしたが、なぜか税理士試験の方は時間はあまり割きませんでした。

1日4時間勉強するとしたら、社労士3時間:税理士1時間という感じです。

この勉強時間を先に決めてしまうことがポイントで、残り時間で1日をどう過ごすかを計画します。

だいたい前日寝る前に次の日の1日のスケジュールを考えておきます。

正直、勉強時間の目安は人それぞれだと思います。

復習が進んでいれば1日の勉強時間は少なくてもいいですし、もしかなり遅れているのであれば追いつけるように勉強時間を増やす必要があります。

また、同時並行で他の資格を勉強しているとその資格の勉強時間のことも考える必要があります。

私の場合は社労士の方が復習時間が足りないと思っていたので、勉強時間を多く割いていました。

ただ、ある程度の息抜きは必要かなと。

土日のどちらかは休みにしてみるとか、半日は勉強しないとか。

何かとあわただしい時期ですので、急な計画変更に対応できるようにあまり詰めすぎないのもひとつです。

次に、今後の計画を立てること。

今までの勉強の進み具合を見て今後の計画を立ててみます。

私の場合は、税務調査の書類の締めが来る月末が忙しくなる一方、その他の時期はゆとりがありました。

また、年明けからは確定申告期が始まりますので、私たち法人の職員もお手伝いで残業することもあって時間が取れにくい状況も考えられました。

そこで、まず忙しくなる月末と、確定申告期である2月3月の計画を先に立てておきました。

例えば社会保険労務士試験ですと、テキスト1冊で1カ月という感じでしたので、

  • 講義の復習は必ずやるとして、月末は過去の授業の復習はしない。
  • 確定申告期は講義の復習のみにする。

と先に決めておきました。

次に、余裕のある他の時期に不足分を補うべく多めに過去の授業の復習時間を増やしていました

もちろん、計画なのでこのとおりに進むとは限りませんが、ある程度心の準備をしておくと何もしないよりはるかにましです。

また、私はこの時期の税理士試験の簿記論は正直毎日1時間もしないくらい。。個別計算問題集を数題解いて終了です。直前期に追い込む作戦に変更せざるをえませんでした。。。

次回の復習時間を取ることと計画見直しはゴールデンウィーク

次の復習時間の確保と計画を見直せるのはゴールデンウィークです。

これが最後のチャンスになります。

ゴールデンウィークが過ぎると直前期になり大事な時期となります。

それまでどう有意義に過ごすのかは、年末年始にかかっています。

まとめ

今回は、試験勉強していた時の年末年始の過ごし方について書いてみました。

公認会計士試験を勉強していたときは年末年始はありませんでした。毎日10時間とか勉強していたのに、無計画だったために復習も進まずますます成績が落ちていきました。

それじゃだめだと思って、国税専門官試験の勉強からは計画をたてて復習時間をしっかり取るようにしたら結果が伴ってきました。

その経験があったので、年末年始や長期の休みが絡む資格試験では必ず計画を立てておくようにしています。

参考にしてみてください。

では。

[事務所お知らせ]

編集後記

和歌山県内でもコロナ感染が多くなっています。

昨日はスポーツジムでの感染が分かり260人以上が検査をすることになったそうです。

私が行っているスポーツジムでもいつ感染者が出るか分からないなと。

なので落ち着くまで、スポーツジムへ行くのはやめておこうと思っています。

いくらプールで泳ぐだけであったとしても更衣室や風呂では密になったり換気が悪いところがありますので。

タイトルとURLをコピーしました