えっ、できるの!?会社員兼税理士・社労士として活動する

昨年末、加藤二郎税理士のブログを拝見していると「副業税理士」という言葉が出てきました。

副業税理士の仕事術 | 医療に特化した税理士が担当します!税理士事務所Crave

よく見てみると会社員として企業に勤務しながら税理士登録をしているということで、「こういう働き方もできるんだー」と思いながらいろいろ調べてみることにしました。

知らなすぎ。。。

「副業税理士」や「兼業税理士」として検索すると、他にもいらっしゃるんですね。(今はもう独立されているかたもいますが)

塩野貴之税理士

サラリーマン税理士として税理士登録した理由
...

すると、会社員兼税理士・社労士として活動するのが今の現状を考えると一番最適なのかなと思えるようになってきました。

考えるに至った経緯

私は現状、家業の建設会社で経理事務を担当しております。

別に関与していただいている税理士がいますので、税務申告書の作成や相談に私が関わることはなくて、あくまで決算書作成の前段階まで準備をしたり給与計算や年末調整もやっています。

前にも記事として書きましたが、開業するために越えなければならない壁として家族をどう説得するかということがありました。

開業への大きな壁 両親を説得すること

そもそも開業自体にも難色を示していますが、その大きな理由として家業の経理事務を手伝ってくれる人がいなくなるということでした。

開業してしまえば家業での仕事を手伝ってもらえないのではないかと。

私も家業の手伝いをしつつ開業は無理だなと諦めていました。

しかし、会社員として勤務しながら税理士の活動ってできたら、家業と両立することも可能になるので両親もひょっとしたら納得してくれるのではないかなと思ったのです。

正直家業は小規模企業ですので、一日中経理に明け暮れるようなことはありません。

空き時間にジムへ行ったり勉強をする時間に充てたりこのブログを更新する時間も持てています。

できれば、その空いた時間に税理士業務ができたら自分のやりたい仕事もできますし、少ないながら出ている会社からの給与もいただけます。

そしてなにより両親などを裏切ってまで独立をすることをしなくてもいいという安心感もあります。

恵まれた環境、活かさないともったいないなと。

ではまず本当にこういう会社員兼税理士としての登録は可能なのか?

そして、実際に税理士業務を行うことは可能なのか?

誰に聞こうかと考えたところ、登録を受け付ける機関である「税理士会」に聞いてみようと思って、私が住む和歌山県を管轄する近畿税理士会に直接メールで問い合わせることにしました。

近畿税理士会からの回答「特に問題なし」

近畿税理士会にメールで問い合わせたのが8時過ぎでしたが、9時ごろに返信があり「その件について電話で回答したい」と書かれてありました。

問い合わせた内容は、「税理士登録をしつつ家業の経理を手伝うことは可能か」「家業で給与を受け取りながら税理士業務はできるのか」というこの2点。

当日16時まで仕事で出かける予定でしたので、「16時以降なら大丈夫なので連絡ください」と伝えました。

でも、わざわざ電話しなければならないくらいの内容だからきっと手続きとして複雑なのかなと思っていました。やっぱりダメなのかなと思ったり。

そして、いざ16時になり担当者の方から連絡がきました。

結果として、上記2点とも特に問題はなく、会社員兼税理士はOKとのこと。

会社から給与も普通に受け取っていいとのことでした。

しかし、まったく無制限にOKというわけではなくて、

  • 家業の税理士業務に一切関与しないという「業務執行に関する誓約書」
  • 勤務する法人の履歴事項全部証明書(登記簿謄本)

を作成したり取り寄せてほしいとのことでした。

詳しくは税理士会ホームページにある開業の手引きを参照してください、と説明を受けました。

誓約書は、会社に記載してもらう必要があるようです。

会社の了解が得られなければなりませんが、幸い家業ですので了解は得られやすいのかなと思ったりしています。

現状を考えるといい選択かもしれない

問い合わせたのが昨年末でしたのでいまだ両親には話せていませんが、開業したい気持ちがありつつも家業のことも心配な私としては「会社員兼税理士」はいい選択かもしれないなと。

家業の仕事を手伝いつつなので両親も納得してもらえるかもしれませんし。

正直、今住んでいる自宅を事務所として開業することも十分可能だと思っています。

私の場合、ネットからの集客だけで活動をしていくつもりですので、環境さえあれば場所は正直こだわりません。

JR沿線に住んでいて最寄り駅のすぐそばですので、大阪や京都など都市圏も特急に乗れば日帰りも全然余裕です。

もちろん実家ではなくてもいいですし。

とにかく家業の経理もやりつつ税理士と社労士の業務ができるならそれが今ベストだなと思っています。

まとめ

今、両親に会社員兼税理士を認めてもらえるように話し合いを持とうと思っています。

その結果はまた今後お伝えします。

いきなり別の地で独立開業という形ではなく、いったん実家である和歌山県で会社員をしながら開業してもいいかなと。

ちなみに、社会保険労務士も登録する予定です。もともと家業の会社に顧問の社会保険労務士はいませんので、登録時に制限はありません。

では。

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