年末ですね。
年が明けるとすぐ確定申告が始まります。
直前になって慌てないために、準備できるところは早めにやっておくことが大切です。
確定申告期限から逆算して計画を
ここ数年はコロナの影響により期限延長などがありましたが、今のところ延長はありません。
むしろ通常は延長がないのが普通です。
確定申告の受付期間は令和5年2月16日から3月15日となっていますが、開始してからじゃないと提出できないわけではありません。
還付申告なら翌年1月すぐにでも申告できますし、納税になる申告でも提出することができます。
2月に入るまで申告できないのではないかと思われている方も多いですが準備が整ったら早めに提出してしまいましょう。
私は毎年1月の早い時期に国税庁の確定申告書等作成コーナーからe-Taxにて確定申告を終えるようにしています。
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領収書・請求書などの書類整理
年内のうちに最低限やっておきたいのは、領収書や請求書などの書類整理です。
書類整理と同時並行で経理をされる方もおられますが、まずは書類整理を優先しましょう。
具体的には、
- 日付順に並べる
- クリップやホッチキスで止めておく
- 封筒に入れて保管
ここまで年内のうちにやっておきます。
領収書や請求書にプライベート用のものが混じっている場合には「しるし」をつけておくと分かりやすくなります。
もちろん整理の方法は特に決まりがあるわけではなく、私は封筒に保管していますがノートに貼り付けていくでもかまいません。
とにかく領収書や請求書が揃っていないことには経理ができません。
また、Amazonなどネットで購入した明細書は印刷せずにデータのまま管理をしておきます。
意外とダウンロードに手間取ることがありますので、早めに整理をしておくといいでしょう。
私は月別にフォルダを作って、ファイル名(日付・取引内容・金額)をつけて保管してあります。
経理は何度もチェック
もし経理が出来そうなら始めてみましょう。
会計ソフトやExcelでもいいですが、分からない部分があったとしても適当な科目(不明とか未確定勘定など)を使ってひととおり経理してみましょう。
私自身間違いが多いほうなので、
- 毎日経理
- 月末月初のチェック
- 年末チェック
- 確定申告時のチェック
と何度もチェックする日を設けています。
なぜここまでチェックするのかというと、チェックせず間違えたまま申告書を提出される方をたくさん見てきたからです。
それは税理士でも同じです。
入力ができたから「はい、終わり!」ではないということ。
時間に余裕ができると何度もチェックすることができます。
もし分からないことがあったらその部分だけ税務署や税理士に質問すればいいのです。
2月16日以降は税務署へ行っても職員は忙しすぎてまともに対応してもらえません。
しかし1月の早い時期であれば税務署でも時間を取って相談に応じてもらえます。
もちろん事前予約は必須ですが。
早めに終わらすのに越したことない
何度も言いますが、2月まで待たなくても確定申告書は提出できます。
還付申告であれば、早めに提出することで早めに還付を受けられます。
昨年私は1月頭に還付申告書を提出しましたが1月中に還付金の入金がありましたので。
もし間違っていた場合でも申告書の提出は3月15日までなら何度でも提出し直すことができます。
もちろん何度も間違うということはなくしたいですが、気持ちの余裕は持てますよね。
むしろ早めに終わらせて令和5年1年間の事業計画を立てていくほうがよっぽど有益だと思います。
時間がない・書類整理が苦手なら専門家へ早めに依頼
しかしどうしても時間がないとか書類整理や経理が苦手という個人事業主の方もおられますよね。
そんなときは無理をせずに早めに税理士などの専門家に依頼されるといいと思います。
依頼すると確かにお金はかかります。
しかし決算書や申告書の代理作成から書類管理の方法のアドバイス、納付書の準備から手続きまで代行してもらえます。
今後の経営計画の相談にも乗ってもらえます。
私の事務所でも年1回確定申告書の提出時期に依頼いただける業務を設けていますのでご興味あればぜひ。
まとめ
年末に近づいてきたので最低限年内にやっていただきたい確定申告の準備について書いてみました。
ポイントは書類整理と管理です。
ここが準備出来ていたらすぐ経理に取り掛かれます。
毎年直前になってからしかやらないよっていう方はぜひ書類整理だけでも年内にやっていただくことをおススメします。
では。