過去の出来事から「そのときを真剣に大切に」

大学生のときと税務職員になってから2度、私が選ばれていいのだろうかというものに選ばれたことがあります。

その時はうれしかったのですが、選ばれようとして何かをしたわけではありませんでした。

なので恥ずかしいなと思うことも。

ただ、その時を振り返ると、毎日その勉強・仕事に真剣に取り組んでいたなと思っています。とにかくその時を大切にしていたなと。

今後のことを考えても「今この瞬間を大切にする」という気持ちはずっと持ちづづけたいなと思っています。

大学3年次の授業料が免除になった

私が通っていた中央大学商学部には、一定の授業成績優秀者に給付型の奨学金制度が設けられていました。

年間の授業料を全額免除するというものです。

今は制度が変わってしまっていますが、それに近いものがあります。

専科研修で成績優秀者(金時計)に選ばれた

国税専門官として採用されてから、2つ目の研修である専科研修。

この専科研修の成績優秀者は通称「金時計」と呼ばれます。

研修生の成績上位5%以上に該当すると「金時計」に選ばれます。

私の時は、法人課税300人中15人が「金時計」に選ばれました。

実際、金の時計(私の時は金メッキの時計)をいただきますが、それ以外に今後の仕事面でよい待遇を受けることになります。

まず、研修後に普段は1年に1回しか昇給しないのに中途半端な時期に昇給します。

また、人事異動でも優遇してもらえます。大きな仕事を任されたりします。

私はそもそもそんな成績取れるわけないと思っていましたし、簿記の委員活動もあったので教授からは「金時計は諦めてくれ」とまで言われていました。

この専科研修の成績はもちろんいいのにこしたことはありません。成績が悪いとなかなか優遇されないのは事実です。今後の仕事で結果が出れば別ですけど。

なので毎日勉強はしていましたし、定期的に行われる試験やゼミでの発表もできる限り大切にしていました。

研修終盤に行われたある飲み会で、担当教授から「金時計」であることを伝えられました。

その時はまだ公表されていませんでしたが、とにかく驚いたのを覚えています。

教授いわく、私の成績は「金時計」のギリギリだったそうです。

次の日には全員に知れ渡ることになりましたが、友人はみんな喜んでくれました。

また、研修後に職場に復帰したときも、幹部から祝福されたりと変な感覚でした。

その瞬間を大切に過ごしていた

この2つに共通するのは、「その瞬間を真剣に大切に過ごしていた」ということです。

大学に入学してから、公認会計士の勉強に明け暮れて出席しない学生も多かったのですが、私はできるだけ学生生活との両立を目指しました。

ドイツ語と英語は必須でしたが、毎回予習は欠かしませんでしたし、他の授業もできる限り出席して予習復習を少しでもしていました。

両立といっても、学生生活にウエイトを置いていました。

なので公認会計士の受験は失敗し続けるのですが。。

でも学生生活はその瞬間だけですし、もしかしたら成績いかんで他の道(大学院進学や就職)も考えられるのかなと思ったのです。

事実、私は大学教授から大学院への推薦をしていただけるお話もありました。

また、税務職員の時の専科研修も、毎日少しずつ復習したりゼミにしっかりかかわるなど、その時をいかに大事に過ごすかを考えていたように思います。

平日は研修後も一定時間勉強、土日は研修所で半日以上勉強したりゼミの課題に真剣に取り組む。

簿記委員の活動で制限されていたのを逆手にとって、集中的に勉強していました。

もちろん同期との交流も楽しみましたし、自由はありましたけどね。

2つの出来事とも、意識的ではなかったけれどその瞬間は真剣だったなと。

意識しているとだいたい油断したりうまくいかないとショックを受けたりしまうと思うのです。

その時を大切に過ごすと、結果的にいいことがあるなと思った出来事です。

今後もその瞬間を大切に真剣に生きたい

今後も生きている瞬間、今を大切に生きていきたいなと。

過去を振り返るとか、将来を考えることも大事ですが、結局今どうなのかが大事だなと思うのです。

過去は過ぎ去ったもので後悔することばかりなので振り返りたくない。

将来は考えすぎても先のことは分からない。

だったら、今をどれだけ真剣に大切に過ごすかだなと改めて思いました。

最近の私は、あまり今を大切にしていなかった気がするのです。

この記事を書きながら、今からでもこの意識は常に持っておこうかなと思っていますね。

まとめ

今回は、過去に経験した2つの出来事から、今をいかに大切に真剣に過ごすかについて書いてみました。

ついつい今をおろそかにしがちな気がするので、記事にすることで自分の意識づけもできるような気がしています。

では。

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